女はいつの世も大胆不敵(きもの展@東京国立博物館に行ってきた備忘録)

※下書きのまま放置してあったのを発見したので公開します。2020年夏に書いた記事です。なんかまとまりないですが備忘録なのでまぁいいやってことで。

 7月22日、東京ではコロナ感染者がもりもり増え、翌日の四連休はお出かけ自粛してねと呼びかけられていた。
 そこで、連休中よりは人出も少なかろうと、急遽行くか! と決意したのが前日の21日夜でした。チケット購入時に日時指定券を予約。22日の午後2時に行くことにしました。22日はちょうど都内に出勤しなければならない日で(普段は在宅)早く仕事を切り上げて行くことにしました。
 少し時間が空いたので記憶が曖昧になっていますが、備忘録として残しておきます。

 梅雨が明けない東京の空はどんよりとしていたけれど、幸い雨は降りませんでした。仕事終わりで急いで行ったのと、普段は使わないメトロで上野に行ったので、軽く迷子になったのとで、着いた頃には疲れ果てておりました。が、日時指定のおかげで並ぶことなくすいすい入れて、会場内も比較的ゆったり。入口では検温と消毒がありました。
 観覧時間はグッズの買い物を含めて90分ほどでお願いしますとのこと。図録は買うことにしていたので詳細はそれで確認するとして、展示品をしっかり目に焼きつけようと思い見て回りました。会場で読んだところでたいして覚えてないしね。

 会場は第一と第二に分かれていました。混雑緩和のためと第二会場に案内され、そこはちょっと残念でした。時代を追って見たかった……。とはいえ、一番見たかったのは明治〜昭和初期の着物だったので、元気があるうちに目当てのところを回れてよかったのかも。

 第二会場で印象に残ったのは、モダンでキッチュな銘仙。なんて可愛いんだろう……。色合いもポップで明るくて、柄同士で合わせても喧嘩しなくて。昭和初期くらいまでは普段着として着られていたのですよね、銘仙。一時期、古着の着物にはまっている時期がありまして、初めて自分で買ったのは若草色に謎の象形文字のような模様が入った銘仙でした。他にも黒地にばーんと大ぶりな花のも持っていたなぁ。

 銘仙以外にもシャンデリア柄とか宮殿?っぽい柄とか、外国の風景とか、カラフルな鳥がいっぱい飛んでるのとか……。なんでその柄で作った? いつ着るのだ??? と思うようなものがたくさん。

 これは昭和初期のモダンな着物だけではない。もっと古い時代……たとえば江戸時代のものも、面白いものがたくさんあった。障子(建具だったかな)模様とか、本とか。刺繡も素晴らしかった。どの展示物も、どれほど図録が優れていようと本物が一番なのだけど、刺繡はほんと、生で見ないと魅力の半分も伝わらないなと思いました。笹に雪がこんもりと積もり、まぁるい雀が刺されているのが可愛かったなぁ。雀の柄や刺繡が多く見られて、日本人、昔から雀好きだなぁ、と。やっぱり、今も昔も一番身近な鳥といえば雀なのかな。

 男着物も少しありました。火消し半纏面白かったなぁ。内側に施された男子が好きそうな強そうなモチーフ、虎とか竜とかあと、歌舞伎役者? とかが様々に染められていて、火消しが終わったあとに裏返して誇示するのだとか。あと、衆道がお盛んだった時代の男性の着物は、一見女性的なのに描かれているのは男性的だったり、興味深かった。

 着物って現代ではお作法や着方がガッチガチに決まっていてきれいだけれど窮屈なのですが、少し時代を遡ればぜんぜんゆるゆるなのですね。写真とか見ても、衿も帯もゆるゆる。
 そりゃそうですよ、普段から着るものなんだから。だから現代でも格式のある場でなければ、もっと自由でいいんだと思う。歴史は歴史として大切にして、今は今で楽しめればいいなと思う。


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