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まさに大富豪が住んでいそうな島(10/20)

授業の初めの30分、まさかの「お叱りタイム」が始まった。毎日「昨日は何を学びましたか?」という質問から入るが、全体的に「あんまり覚えていない」「こんなことをやったかなぁ」という感じ。

生徒はみんな一生懸命なのだが、先生的には毎日2~3時間かけて授業の準備をしているのに、大学や大学院レベルの英語を教えるという本来の目的の50%しか教えられないから、イライラしているらしい。私を含めて多くが進学よりも「英語力を伸ばしたい」から取っているので、仕方ないといえば仕方ない気もする。

そんな授業のあと、午後から人気の観光スポットの1つ「パームジュメイラ」へ「同志」と向かう。ここは、パーム(ヤシの木)の形をした世界最大の人工島で、なんと人工衛星からもくっきり見えるらしい。

トラムに乗って「パームジュメイラ」駅まで行き、そこから専用モノレールに乗り換える。このモノレールは、バスやメトロ、トラムを含めた公共交通機関から完全に独立した私鉄。なので、終点まで往復35AED(約1400円)もする(私たちはクーポンで23AEDにした)。利益を独占している感がものすごい笑 車内には、ドバイで初めて見る中国人の団体観光客がいた。

実は7月にジョージア人の知り合いの車でパームジュメイラを訪れたことがあるが、私が行きたかった島を上から見れる展望台には登っていなかった。そのため今日はまず、モノレールの1つ目の駅「ナキールモール」駅で降りて、展望台へ。なぜかリュックなどの手荷物をすべて預けないといけないシステムで少し驚く。

登る前に、このパームジュメイラが一体どのようにして作られたのかを説明するセクションがあった。建設にかかった期間は2000年から2006年の6年(個人的にはわずか6年?!と思った)。海を埋め立てるために、UAEの北方の首長国の山からたくさんの石と岩を取ってトラクターで運んできたらしい。最初は粒が小さい石、そのあと中くらいの石や岩、最後は巨大は岩を使って地盤を固めたとあったけれど、安定した状態を保てるのが本当に不思議。

ちなみに元々は太陽の形にする予定だったが、ドバイ市内とつなげるために縦の線を加えたところ、「やっぱりパームにしちゃえ」となったらしい笑。太陽だったら「サンジュメイラ」になったのかな?ジュメイラはアラビア語で「美しい」の意味だし、結局どちらも素敵。

展望台は52階。エレベーターの中の左右の壁がスクリーンになっていて、上昇のタイミングとあわせて、景色が海底から地上になっていく。

着くと、思ったよりも日差しがきつい。サングラスをかけてちょうど良いけれど、せっかくなら実際の海や砂や建物の色が見たいので、かけたり外したりして景色を目に焼き付ける。白人系の観光客が本当に多い。

正面にいくと、まっすぐ伸びる島(パームの幹の部分)にも、そこから枝分かれする島にも家やホテルがびっしり。もちろん道路もあるため、ミニチュアのように見える車がたくさん走っている(写真)。

ただでさえドバイ市内で完全個室マンションや一戸建てを借りたり買ったりするのは高額で大変なのに、ここに住んでいる人たちは、どんな富豪なのだろうと思ってしまう。でも市内から離れた島だから、車がなかったら絶対に不便そう。みんな運転手つきとかなのかな笑?

この島の一番奥にそびえるのは、アトランティスというピンク色のお城のような超高級ホテル。展望台を降りてモノレールで終点「アトランティス」駅まで行き、ぶらぶら歩く。さっきまで上から見ていた島に降りたことになるので、「パームのどこの部分にいるのかな」と考えると面白い。

帰りはモノレールで最初の駅に戻って、トラムの最寄り(メトロの最寄りと同じ場所)へ。学校近くにある、インド人の大衆食堂みたいなレストラン「ボンバーガー」でアラビア料理のシャワルマ(前も食べた)と中華料理のチャーハンを頼む。このチャーハン、「日本にある中華料理屋のチャーハン」の味でびっくり。インド料理もフルーツジュースも手がけて本当にオールマイティなお店だ。








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