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せっせこ荷造りして移動、クリークビューを楽しむ(10/31)

ちょうど月末なので、最後はアパートを出てホテル滞在することにした。これは1カ月半前くらいから考えていたことで、その時から場所は雰囲気が好きなドバイ旧市街のあたりと決めていた。せっかくなら普通のホテルではなくてアラブ風がいいなぁなんて・・・

それでネットで見つけたのが、スーク(市場)の向かいにあるアルグバイバという地区にあるアラブ風のゲストハウス。入り江沿いにあるのがとってもいい。以前、歩いていてたまたま辿り着いたこの場所を気に入ってしまったので私にはぴったりだ。

とその前に、このホテルに行くためには荷造りと部屋の掃除をしっかりしないといけない。もう学校の授業はないので、朝起きてスーツケースをベッドに置き、棚に入れていたものを詰めていく。

もともと持ってきた荷物は少ないし、持って帰れないものやいらないものは結構捨てたし、お土産もそんなにまだ買っていない。なのにパンパンでめちゃくちゃ重い。30キロぐらいいってそう笑 

結局、午前中3~4時間かかって荷造りと買い忘れたお土産の買い出しをこなし、アパートを出たのは13時半。タクシーで行こうかとも思ったが、ホテル代やPCR検査代、追加のスーツケース代などを考えて、メトロでがんばってみることにした。ホテルはメトロのアルグバイバ駅からすぐだし。

エレベーターを駆使してなんとか到着して、チェックインし、料金を払う。アパートを出た時に帰ってきたデポジット500AED(約2万円)紙幣を使えたのが満足。日本円には換えられないらしいし、米ドルに換えても今は円安が酷いので、現金はできるかぎり消化したい。

アラブ感満載なのはもちろん思ったよりも豪華で自分にはもったいなすぎて笑えてくる。でも、「窓なし+激セマ個室」のルームシェアで暮らしてきたのだから最後くらいいいか。こんなホテルは絶対日本にはない。

このホテル、実は「アル・シンタガ博物館」という21個もの小さな博物館が集まった地区の向かい。どれもドバイクリーク(入り江)に関する展示で、貴重な資料ばかり。ガイドブックには入場料15AED(約600円)と書いてあったが、今は40AED(約1600円)に値上がりしていて仰天。

受付で「博物館が6つから21こに増えたから値上げしたのよ」と言われたが、年齢的に学割が効いて半額の20AED(約800円)でいけた。ラッキー。

全てではないが、ドバイクリーク館、香水館、教育館、通商館などなど色々まわった。QRコードになっているチケットをガードマンに見せて順路を教えてもらいながら進む。時にはエミラティらしき人がガイドもしてくれて、ありがたい。

とくに面白かったのは、楽器や民謡コーナー。伝統的にドバイに伝わる歌は真珠とりの人たち用、砂漠の民用、儀式用があり、前2つは男性しか歌わないらしい。

それに楽器も、海用、山用、砂漠用の3種類で使い分けるとのこと。国民の休日には、女の子が髪の毛を揺らし、男性がヤギや牛の角から作った道具をもって踊るパフォーマンスもするらしい。ドバイのこんな文化、初めて聞く。せっかくドバイに来たのならしっかり知っておかないと。でも、まだ新しくてそんなに広まっていないのか、お客さんはほぼいない。

サフランやバラなど色んな香りを嗅げたり、制限時間内に船にエミラティをたくさん乗せるゲームがあったり、香水の作り方がわかる動画があったり。新しい技術を駆使した、面白い体験型の博物館たち。入り江についてちょっと知識を蓄えたうえでその近くに滞在すると、見え方もまた少し変わるかもしれない。

写真は、そのアルグバイバから見える入り江の夜景。地形的に北の方にグワンとカーブしているのがまた素敵だなと思う。


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