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四国八十八か所霊場巡り~お大師様~


空海生誕1250年!

私のお納経帳に載っている弘法大師空海像

お大師様~弘法大師空海~は今年生誕1250年なんだそうな。
1250年前は奈良時代くらいでしょうか。空海が生まれたのは774年だそうで、活躍したのは平安時代ですね。

先達さんの話によると、空海は中国に渡り密教を学ぶのですが、当時中国へ行くのはとても大変で、船が難波してたどり着けないこともあり、空海の乗った船もやはり遭難しかけたとのこと。そしてたどり着いたのは当初の寄港地ではなかったので密航者と間違われ、でもどうにか遣唐使だということがわかってもらえて無事、長安に行けたのだそうです。

その後、恵果に師事し密教を学ぶわけですが、(その当時、国の使いで行っているので)中国に渡ると数十年帰国はできない時代に、空海が優秀なことを見抜いた恵果はすぐに空海に奥義を伝授し、通常なら何十年とかかる修行をあっという間に終えて帰国することが許されたそうです。

通常ならあり得ない短い修行期間で密教奥義を伝授されたなんて、それだけ空海が優秀だったということですね。

聞いた話と私見も混ざりつつ書いたので、この解釈であっているかは・・・?
今の時代、詳しいことはいくらでも調べられるでしょうから、正確なことはそちらに譲ります。

御宝号:南無大師遍照金剛

さて、空海は仏教の正統な継承者として「遍照金剛」という灌頂(かんじょう)名を与えられました。
「南無大師遍照金剛」は短くてもお大師様と共にあるためのとても大切な真言なので、うれしいとき、悲しいとき、困ったとき、楽しいとき、どんなときでも唱えていいものです。
この旅で知り合ったお遍路上級者(先達資格も持つ)は霊感がとても強いとのことで、霊に出会ったときはこの言葉を唱えているそうです。霊場巡りをしているとそういう”なにか”に出会うそうです。私も出会ってみたいな。霊感皆無なのでたぶん無理だけど。
※南無大師遍照金剛は「弘法大師空海に帰依する」という意味です。

お大師様とつながれる5色の紐(結縁)

弘法大師

弘法大師とは、空海が亡くなって80年くらい後に醍醐天皇より授けられた諡号(しごう)です。諡号というのは生前の実績への評価により与えられる名のことです。

ちなみに空海の絵で思い浮かぶものの一つに、椅子のようなものに座っている絵があります。この椅子は天皇など偉い人しか座れないものだそうですが、天皇からこの椅子が送られたとのこと、それだけ空海の功績が認められていたのでしょう。

さてさてあたくし、なにを隠そう
お大師様=空海=弘法大師
ということがぜんぜんつながっていませんでした。
こんなにいい加減でそれほど無知でも、八十八か所の霊場を巡り終わり、最後お礼参りに高野山に着くころには「私の推し、お大師様かっこよ~♥」になります。

それだけ魅力があるんでしょうね。

真言宗と天台宗

霊場巡りをしているとたまに天台宗のお寺さんが出てきます。
真言宗は空海、天台宗は最澄が開祖ですね。先達さんの説明によると天台宗は修行が厳しいんだとか。煩悩は大敵、特に色欲は修行中は厳禁だそう。とても厳しい戒律で結婚なんてとんでもない!できなかったんだそう。
ちなみに護摩炊きは三角形です。

5つの色

お大師様が開いた真言密教には曼荼羅や五色幕などがあり、真言密教は形や色に意味があるのだそうです。
色の根源をあらわしている”五大色”は青、赤、黄、白、黒の5つ。

青、赤、黄、白、黒。
この色の組み合わせ、算命学を勉強している人なら「おっ!」となるはずです。そう、4つの方角と中央の色ですね。

★東=青、青春、これから成長していく春の色。
★南=赤、赤ちゃん、還暦の赤いちゃんちゃんこ、太陽が勢いづく夏の色。
★中央=黄、大地、現在や自分。
★西=白、白秋、肉体の終わり。死に装束、白旗など終わりの意味がある秋の色。
★北=黒、精神の終わり。太陽が沈んで夜となる冬の色。
ちなみに白と黒はお葬式で使いますね。青と白の地域もあるみたいですが、新しい肉体に生まれ変わるという輪廻転生の意味があるらしいです。
※真言密教では色と方角が算命学とは違うようです。真言密教での意味も違いますので、何がどう違うかなど調べるとおもしろそう。

なにはともあれ、何かあったら「南無大師遍照金剛」と唱えよう!

つづく。

2024.03.28追記:お大師さまについてAIさんに聞いてみました。下記のような動画を作ってくれましたよ。※NoLangにて作成。
プロンプト:弘法大師空海の生涯と母親との関係

プロンプト:空海が母親のために行ったことは?



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