全ては「祈り、畏れ、捧げた」ことから始まった。
東京国立博物館にて開催中の『古代メキシコ展』へ行って参りました。
博物館という枠を超えて、場所や時空も超えて、古代メキシコの世界へどっぷり浸かることが出来ました。
気分はミステリーハンター。
現地へ行った気分になれる、工夫された展示会の構成となっていました。
3,000年以上にわたり、「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」の文明が栄えますが、この独自の世界観は自然、神々、そして死後の世界に対しての「祈り、畏れ、捧げた」ことで生まれたのであろうと感じました。
祈るため、畏れ多いものだからこそ、そして捧げるために、
最高の素材と技術を結集させて文明が栄えていったのだと展示品から読み取っていきました。
何より、とってもユーモラスなんです。(大変失礼な言い方ですね)
でも、とっても親しみがあり、神々と距離感が近いような印象を持ちました。そんなユーモラスな展示品の中から気になった作品をいくつかご紹介していきます。
巨大な計画都市、巧みに交易と戦争を繰り広げ、そして巨大な国を築いていった文明は、遺跡も巨大ながら、一緒に埋葬された副葬品は豪華絢爛です。
交易品で得た装飾品やその土地で産出された高価な素材をふんだんに取り入れた副葬品は目を見張る豪華さです。
そして目玉の展示品がこちら。
展示室も大変凝った作りになっているので、ぜひ体感してほしいです。
この「赤の女王」に会えて、底知れぬ達成感がふつふつとわいてきました。
「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」については、これまでも世界遺産や民族文様などを勉強するときに必ず目にする項目だったため、今回の展示を通して少し距離を縮めることが出来たのではないかと思います。
今も現地で生活する人の「祈り、畏れ、捧げる」文化が続いていると思うととても感慨深いです。
いつか必ず現地へ足を運び、肌で文明を感じることが出来ますように…!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?