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自分なりの「光」を感じて

国立新美術館で開催中の『光_テート美術館展』へ行って参りました。
日頃から「光」を感じる風景写真を撮ることもあり、展覧会チラシの雰囲気を見て癒しを求めに訪れました。

数えきれない表情をみせる「光」をどう作品で描くのか。

新たな芸術表現を追求するアーティストたちはこの難解なテーマに向き合ってきました。本展では18世紀末から現代までの光をめぐる表現や技法の移り変わりを明らかにします。ウィリアム・ブレイクやターナー、コンスタブルから、モネなどの印象派、そしてジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン、草間彌生ら現代アーティストまで、時代や地域、ジャンルを超えて「光の作品」を俯瞰できる会場構成です。多様な光の表現に包まれる空間にご期待ください。

展覧会HPから抜粋

風景画から現代アーティストのインスタレーション関連まで、ホントにジャンルを超えた作品で構成されており、「光」をいろんな方向から楽しむことが出来ました。絵画作品ばかりではなく、立体的に、体感で楽しめる作品があったことで印象に残る展覧会になったのは間違いありません。

個人的に好きだな〜と思った作品をご紹介します。

ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》1871年
科学的な視点から「光」や「色」についてアプローチしたという本作。空気、風のキラキラした雰囲気までも感じられます。
ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内》1899年
窓から差し込む自然光は、家の中で過ごす時に心を満たされる温もりを感じられます。
ブリジット・ライリー《ナタラージャ》1993年
以前仕事でライリー氏の作品を参考にしたことを思い出しました。それと関係なくともこの色面構成はとっても自分の中でハマりました!
ピーター・セッジリー《カラーサイクル III》 1970年
刻々と変化する色と光。光の残像で永遠に異なる色を見ているかに感じられます。
ジュリアン・オピー《トラック、鳥、風》2000年
作品にはタイトルのモチーフは描かれていません。当時の状況の中で聴こえてきた音をタイトルにしている点が、逆にリアルに作品を感じられました。
当日の六本木も「光」を感じられる空模様でした!

ほか、印象に残ったのは
ジェームズ・タレル《レイマー、ブルー》 1969年。
「色」「光」による体験で、あっという間に異空間へと生まれ変わります。
また直島の地中美術館へ行きたい!

改めて「光」は日常生活とともにあり、見方や感じ方によって非日常的な、そしてアート的な体験も出来るのだと感じられました。

これからも私なりの「光」を楽しんで行けたらと思います!

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