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金沢・富山でアートと土地を感じる[1]

10月の3連休に金沢・富山を訪れました。
目的は美術館・建築巡り、と想定していましたが、
実際に足を運んでみるとその土地に根付いてきたもの、文化や自然が大いに関係しているアートそのものを感じることが出来ました。

気ままな一人旅のレポートです。
たまに食べ物も入り込んできますので笑

1日目:金沢でモダンとハイテクを楽しむ

約10年ぶりの金沢。こんなに外国人いなかったな。
旅のテンションを上げるためにまずは海鮮丼!

初めての北陸新幹線。
10年前は夜行バスで行っていただけに、自分も少なからず大人になったのだと実感。夜行バスでは見れない車窓、埼玉の地元の風景、長野のリンゴ畑、雪をかぶった北アルプスに心が躍ります。

「尾山神社」前田利家公と側室おまつの方を祀る。
神門には五彩のステンドグラス。国の重要文化財に指定されています。
神門からは想像がつかないほど、厳粛な雰囲気で大社造りが美しい。

神社?と疑ってしまうほど、見事な和洋漢折衷の神門は近づいてよく見てみると装飾もとっても細かく、神社の山門に見られるような彫刻もあり、いろいろと感心させられました。
こちらで加賀藩前田利家公にごあいさつをして、お隣にある「金沢城公園」へ歩いて向かいます。

「石川門」白壁に鉛瓦が美しい。
石川門の内部。見事な梁に感動、そして遠くまで見渡せる気持ちの良い空間です。
石垣には詳しくありませんが、「石垣の美術館」と呼ばれる意味が分かる気がしました。

金沢城公園は初めて訪れましたが、天守閣は現存していないものの、立派な大名庭園や初心者でも分かる多種多様な石垣に魅了されました。
ここが無料で楽しめるなんて、とっても得した気分です。

お次はモダン建築巡りといきます。

「国立工芸館」東京・竹橋にあった工芸館がこちらに移設されました。
やっと再会できた気分です。
「石川県立歴史博物館」時間がなく展示はパス。
旧陸軍施設だそうですが、このレンガ造りは壮観です。

ここは広場のようになっていて、歩き疲れた時の休憩スポットにぴったりでした。親子連れや犬のお散歩もしていて、なんとも和やかな雰囲気。

そしてここから歩いて、あのまーるい美術館へ向かいます。

閉館後の美術館はライトアップも魅力のひとつ。
「ブルー・プラネット・スカイ」一番楽しみにしていました。
時間に余裕があるのなら、一日中眺めていたい。
専用のアプリをダウンロードし、ARの世界を楽しめる。
館内の至る所にQRコードがあり、建物にマッチしたARを楽しめました。

今回の企画展は絵画を鑑賞する、というよりもデジタルを鑑賞する、もしく体験する、というかたちに感じられました。ほう、こんなことできるんだ、といった感じで知らない世界すぎてキョロキョロしながらの体験となりました。
親子で行っても双方に楽しめますよ!

2日目:金沢→富山へ(次回の記事にて)

朝イチで鈴木大拙館へ向かいます。

午前中のひとけがない時間が、より空間に浸れます。
日本人で良かったなと思いました。

金沢出身の仏教哲学者である、鈴木大拙の世界を堪能できます。
設計は建築家の谷口吉生氏。

「水鏡の庭」は同じく谷口氏が設計した、上野の法隆寺宝物館を彷彿とさせます。静寂の水面はこんなにも心をおだやかにさせてくれるのでしょうか。
時間を忘れて佇んでしまいます。


金沢の歴史、モダン建築、最先端アートを駆け足で堪能しとても心が満足しました。観光地どうこうではなく、土地を知る手掛かりをさまざまな手法で堪能出来たことは非常に良い経験となりました。
今度は両親とともにおだやかに金沢を堪能みたいですね。

お次は富山へ移動します!

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