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【ポリコレ】アメコミがポリコレで低迷した件について

愚痴

※当記事は状況ツイートのツリーの引用です。

彼らは忌み嫌うポリコレに配慮しているという点でのみアメコミを話題にしているだけで、ポリコレに配慮しようがしまいが売上に貢献する気なんて元々ないし、リーフとグラフィックノベルの違いにも、正しい認識の売上の集計にも、全くもって興味ないし、そもそもこちらの話を聞く気などなく詰みである

※アメコミの売上の集計云々については"補足"を参照いただきたい

"ポリコレに配慮しろ"と言う連中は仮に配慮しても売上に貢献しないという風潮がある

他の界隈ではそうかもしれないが、アメコミに限ってはポリコレ配慮を批判する連中こそが売上に貢献していない(少なくとも国内は)

売上に貢献しないアンチの言い分は無視すべきという理論的に、無視すべきはアンチポリコレになるが、果たして…

そもそも、ポリコレに配慮してアメコミの売上が衰退しているというが…

"ポリコレに配慮する前のアメコミの売上"とやらの情報がどこかにあって、最近の集計とその集計を比較した上でポリコレに配慮した結果アメコミの売上が落ちたということなんだろうか

そんな集計があるんだったら教えて欲しい

…という愚痴だけこぼして終わろうと思ってたんですが、執筆中に興味深いランキングを見つけまして、そちらの話をさせてください

先月のコミックスの売上とグラフィックノベルの売上を見てましょう

今どんな感じで何が売れてるのかって気になりますしね

2023年3月
コミックスの売上ランキング

https://icv2.com/articles/markets/view/53758/top-50-comics-march-2023

なるほど。
先月はスパイダーマン#21とか、バットマン#133とかが売れてたみたいですね。

ちなみに
#番号、っていうのは話数のことです。
スパイダーマン#21は21話ってことです。

話数ごとにバラ売りするのって国内だとないてすし、面白い文化ですよね。

2023年3月
グラフィックノベルの売上ランキング

https://icv2.com/articles/markets/view/53773/top-20-graphic-novels-march-2023

こんな感じになってますね

イメージコミックスとかIDWパブリッシングがなかなかブイブイ言わせている模様です

というか…

ポリコレでアメコミは衰退して日本漫画の売上が上がっているだなんだと長らく言われてきましたが、この結果はなかなか面白いですね…

ちなみに、
Vol.1とか日本語訳すると第1巻、になります
(単行本ですからね)

最後に

ふたつのランキングを見ましたが、いかがでしたか?

正直、これはかなり面白い結果だと思いました

あくまで3月時点ではってだけかもしれないですし、一概には言えませんが、もしかしたら…

・アメコミはポリコレで売上が落ちてない
・日本の漫画はブームで売れまくってただけ

っていう可能性もなきしにもあらずですね。

アメコミがポリコレで衰退したという理論を否定できる決定的な根拠になるかもしれませんし、今後のランキングにも注目していこうと思います。

今回は以上です。

またお会いしましょう。

下記は補足です。読みたい人だけどうぞ

補足
リーフとグラフィックノベルの違い

リーフとはアメコミにおける一般的な出版形態。
ただし、これは日本における呼称で、アメリカではこれが普通なのであえて名称は無く、普通にコミックブックと呼ばれるようである(あえて言えば、TPBに対して「定期的な("Periodical")コミックブック」と言われることもある)。

現在は20〜30ページになることが主流で、価格は3ドル〜5ドルぐらい。これが日本に輸入されると700円〜900円ぐらいで販売されることが多い。
日本の漫画雑誌とは違い、1つのタイトルだけで販売される。例えば「キャプテンアメリカ」ならキャプテンアメリカの1話分だけが掲載されている。
そのため広告はストーリーの途中で挿入される。MDCU(マーベル・デジタル・コミック・アンリミテッド)などで過去の作品を読む時、ブランクページがある理由は主に広告を抜いたため。

このリーフ数冊分を集めて1冊にまとめたものはトレード・ペーパーバック(TPB)やハードカバーと呼ばれる。

https://w.atwiki.jp/studentx/pages/175.amp

グラフィックノベル (Graphic novel) は、通常は長く複雑なストーリーを備えた、しばしば大人の読者が対象とされる、厚い形式のアメリカン・コミックを指す用語である。グラフィックノベルは、オリジナル長編の場合や、オリジナル短編集の場合、過去に発行されたアメリカン・コミックの一連の物語を再収録した一冊の本の場合がある。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/グラフィックノベル

リーフを国内の漫画媒体で例えると、漫画の週刊誌や月刊誌にバットマンやスーパーマンが連載されているような形になり、それらがキャラクターごとに毎週や毎月にバラ売りされているような形になっているが、日本漫画の英訳版は各話ごとに出てはいない様子。

グラフィックノベルには厳密にはペーパーバック版、ハードカバー版などさまざまなバージョンがあり、同じ内容のグラフィックノベルがちょっと違う媒体でちょこちょこ出ているため、グラフィックノベルの売上の集計となると、TPBやハードカバーの全ての売上を含んだものではないため、集計がちょっとめんどくさい。

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