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家族全員一緒じゃなくたって

この連休中、いつもの如く我が家では、
『家族揃って遠出&連泊旅行』ということもなく、各自が心地よい過ごし方で楽しんでいる。


その中で、私の子どもとの関わり方も、長男と次男それぞれの性質に合わせて、全く違うものになっている。


出不精&友達優先の長男

もともとインドア派で、自分から興味のあることでの行動以外は、まず受け入れられない。

小さい頃から変わらないそのスタンスは、
今ではすっかり慣れたけれど、以前は、
“親として何もしてあげられていないのではないか”
という、不安ともどかしさで、苦しい思いをしてきた。

長い試行錯誤を経てたどり着いた、長男との『いい塩梅の距離感』を保つコツは、

・最初の提案は軽めにする
・そこでの反応が悪ければ、再度の声掛けはしない
・反応が良かった場合&本人からの提案があった場合は、なる早で計画を立てる
・「やっぱり嫌」となったときも、ガッカリした態度を取らない

これらを実践しつつ、

年齢的にも、家族との行動よりも友達との時間を優先することを尊重する。


結果として、この連休中、
同行が必要な買い物以外は、長男と一緒に出掛けることはしなかった。

その分、本人は好きなようにダラダラしたり、勉強の時間を確保したり、友達と遊んだりと、
楽しそうに過ごしていた。

アクティブ&柔軟な次男


こちらは一転、行きたい所もやりたいことも盛りだくさん。

コミュニケーションを取ることも大好きなので、
連休に入る前から、

「この日はここ行く!」
「ここも行きたいけど、いつならいい?」
「この日とこの日は友達と遊んで来る」
「あとはゆっくりしたい」

次々と要望が出てくる。

私からの提案も含めて、
近くの公園に行ったり、映画を観たり、少し足を伸ばして科学館へ行ったり…

その合間に友達とも遊んで、充実の連休を過ごした。


おかげで、私も、
次男とのお出掛けはもちろん、ひとり時間もしっかり確保して、リフレッシュできるいい機会になった。


『みんなで一緒に』だけが『いい家族関係』ではない


こんな連休の過ごし方を聞くと、うちの両親は、
“長男も一緒に行けば良かったのに”
“長男はその間どうしてるの?寂しい思いをしてるんじゃないか”
と、よく心配して、

長男も楽しめそうなことを提案したり、いろんなお誘いがあった。


私自身が子どもの頃、

毎度家族で出掛けることに乗り気ではなかったし、それを楽しめていない素振りを見せようものなら、すぐさま父の攻撃が飛んで来た。

その経験から、似たように『子どもらしくない』タイプの長男を、尊重してあげたいと思うようになった。


今では、両親も少しずつではあるけれど、我が家のスタイルを理解してくれている。


“家族全員が『みんなでワイワイ♪』が好き”
という人たちにとっては、

うちのような家族は、あまり仲が良くないように見えるのかもしれない。


けれど、心地良さの基準は人それぞれ。
だから、家族の間の距離感もそれぞれ。

それでいいのだと、今は思う。


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