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Ayumu Akimoto
2019年4月2日 22:13
ずっと、うなされていた。これは夢だ、現実であるわけない。これが現実ならば、もう生きるのはイヤだ。夢ならば覚めて。夢の中で、強く願った瞬間、私は目覚めた。ふと、まぶたに触れると、涙で濡れていた。泣いていた記憶はないのに。「やっぱり夢だったんだ」目覚めた瞬間に、夢の内容は忘れてしまったけれど。 目覚めた現実が、夢よりマシかと言えばそんなことはなかった。 #超短編小説