深杜

くらしを綴る

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さくらの散ったあと

昨夜観た夢の話。 わたしの夢には定期的に出演する同級生がいる。 私が彼を通り過ぎたように、彼も私を通り過ぎた過去がある。 そんな過去はあるけれど、大人になってから2度会った彼はあの頃とはすこし違った感じで。 大人になりたい少年って感じ。 それ以上でもそれ以下でもない彼が定期的に現れるのだ。 どこに行ったって海が見える地元 そこでね、彼と遊んでて。夜になって、なんだか恐ろしいところに行かなければならないミッションが課された。 一歩も動かない私の手を握って、大丈夫、目を瞑って着

    • コメツブツメクサ

      いつもの川辺へ行った。 ぼんやりしながら、本を読もうと思ってカフェオレとちいさなドーナツとレジャーシートをバッグに入れて。 いろんな生き物がいる。 暖かくなったから名も知らぬ虫たちがたくさんいて、道を塞ぐ。 ううん、わたしがお邪魔しているのだ。彼らの自然に。 散歩中の犬と目が合う瞬間が何より好きだ。 草むらからこっちを見るパンダ色の猫に手を振った。  ミツバチは働いていて、バッタはぴょんぴょん跳んでいる。 川を覗き込むと、カモがいる。カモはおもしろい。親子であろうカモたちが

      • さくら

        さくらが咲いた。 おんなじ場所で、おんなじようなわたしが、おんなじように咲くさくらを見上げている。 仕事を辞め、自分を労ることに決めて日々を過ごし始めた頃。 「よかった」と初めに思ったことは、季節ごとに咲く花を思う存分眺められること。 よく覚えている。 うんと心配、不安がつよいわたしは“これでよかったのかな、間違えてないかな、責められやしないだろうか、これからどうやって過ごせばいいのかな、日常を生きられるだろうか”毎日そんなことを頭いっぱいに考えていた。 無理もない。気づ

        • さくらのつぼみ

          noteを始めるにあたって。 きっかけをくれたねぐちゃん、ありがとうね。 これまでの人生において何か続けていることはある?と聞かれたら、1.2.3と心の中で数えてから「ないかも…」と答えるはず。 数えるのはあったかな?ひとつくらいあるでしょう〜と一応自分に問いかける為。 (ないとはわかっていても) 日記、ジャーナリング、SNSでの投稿、どれも続いたことがないけれど、そう気負わず、ここにはくらしを綴ろうと思う。 できるだけありのままのくらしを。 だって、記録、だから。 わ

        さくらの散ったあと