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今が腹決め=決心のタイミングなのかも。

前回の「会社訪問」の報告から、長い時間が経ってしまった。

結果を先に言うと、まさか、そしてやっぱりの決定ならず。理由は
「会社の事情で募集そのものがなくなりました」
派遣会社の担当者も困った様子だった。

その後、別の派遣会社から同じ編集の仕事にエントリーし、再度会社訪問まで進んだものの、不合格。しだいに
・私以外の原因(派遣会社同士の競争)の結果、不採用になってるのでは?
・そもそも派遣にこだわるメリットはあるのか。
・簡単に検索しやすいだけの理由で派遣にこだわっているのではないか。
といったモヤモヤした気持ちがだんだん大きくなっていった。

派遣会社のサイトから募集案件にエントリーすると、社内選考のプロセスでは応募した側にはメールも返事も来ることはない。自らサイトにアクセスし
「受け付けました」「選考中です」
というメッセージ。そして社内選考に外れてしまうと自動的に
「終了案件」ボックスに振り分けられているのを確認するだけだ。

この無機質なやりとりが数回続くと、ボディブローのようにじわじわとメンタルに効いてくる。しばらくは「私はもう社会に求められていない」みたいな超後ろ向きの気持ちになって、大人だから泣いたりすることもなく、家族にも悟られないように(分かってしまうと、私のことを大好きな家族がとっても悲しんでしまうから)ひっそり・じんわりと落ち込む時期が続く。

こんなことを延々と繰り返すより、もっと根本的に新しい道を模索した方がいいんじゃない?と、派遣での仕事探しをいったん離れ、これまでのキャリアの棚卸し活動やフリーランスといった別のカタチで仕事をする方法などを探してみることにした。

今、私は50代ど真ん中。思えば、新卒からずっと会社で働いてきた同世代はみんな役職定年やリアル定年といった大きな節目を眼前に迎え、来たるセカンドキャリアについて考え始めている。『定年ひとり起業』のなかにも
「キャリアは『転機』で考えよ、転機としては、病気・倒産・投獄などマイナスの経験を活かして『腹決め』すること」
とあった。投獄…ほどのマイナスではないけれど、今の私はまさにマイナス地点に立っている。

安心のために惰性で行っていることをすっぱりと切り捨てて、新しいことに向かう「決心」をするタイミングなのかもしれない。


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