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わぁぁあわあわあわ「ま、いっか」

これはさっき起こったこと。

今日は日中こそ余裕こいてたくせに、夕方から安定の「やばい、終わらん...」が発動。途中に息子のお迎えと夕食を挟みつつ、22時前まで働いていた。

普通、子どもは20〜21時には寝かせるものという認識はある。そこは申し訳ない。

でも仕事が終わらぬ日だってあるんだ!
ごめん!ごめんよ!!

そう心の中で息子に謝りつつも、現実では「こら!テレビから離れて!」「ママのスマホ返して!汚れてるー!」などと怒鳴りながら、PCをカタカタ......いや、勢い余ってドカドカドカドカ。

そしてようやく今日のノルマが終わって、やっとこさお風呂へ。すでに22時。母としてアウト。せめて少しでも早くお風呂を出て、寝かしつけなければ!

しかし息子は余裕しゃくしゃくのマイペースさで「今日はバスボム入れるの!」と、働くクルマのバスボムを開封している。お、開けるのがうまい。

そして意気揚々と湯船に投入。あ、道路パトロールカーが出てきた。

......いやいやいや、そんな暢気なこと言ってられないのよ!早くお風呂出るんだから!

そう心のなかでツッコみながら、私は高速で自分の髪を洗い、手おけを使って湯船からお湯を汲んだ。

そのとき。

「わー!あわあわ!!」
「え、ええーーなんでーー?!」

お風呂に大量の泡が浮かんでしまった。えっ、なんで?わたし泡を出す能力とかあったっけ?

よくよく思い返すと、その少し前に息子が「今日はあわあわにするのー♪」などと宣いながら、手おけにボディーソープを大量にプッシュしていた。

しかし息子はすぐに放置して湯船に入り、代わりに私がその手おけをお風呂に漬けてしまった、というわけだ。

う、わーーーー。
お風呂まだきれいだったのに!
こんな時間にガチの泡風呂を作ってどうすんの!
時間がない日に限って!

などと瞬時に思ったけれど、実際に私の口をついて出たのは、
「わー、おもしろーい!」
だった。

だって、こんな忙しい日にこんな凡ミスする?アホじゃん。
でもアワアワで楽しいじゃん。
そして息子が「あわあわー♪」って言ってて、非常にかわいい。
もうこれは、おもしろがるシーンだ!

こうなったらもう、何も気にしない。
その後、息子の髪を洗うときはシャワーで湯船に泡を流し入れ、息子の体を洗ったあとも、大して泡を流さぬまま湯船にドボンと投入。
そして私も泡風呂に入ってみた。うーん、いつものボディーソープの匂いがする。でも意外とヌルヌルしないのね。

そうしてひとしきり息子とワキャワキャしたあとに、シャワーできっちりと体を流してから風呂場を出た。

たまにこういう時間があるから、生活って楽しくて、少しだけきらめくのかもしれない。

と、ドライヤーの轟音を聴きながら思った。

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