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乳がん治療体験記 「あまりショックを受けなかった三つの理由と運の良さ」

乳がんを宣告された時、初期だし「治る病気」という認識があるからか、大してショックは受けなかったと、これまでの投稿に書いてきました。私にとってそれが最も大きな部分だったのは確かですが、他にも二つほど思い当たる節があります。今回は主にそれについて書きたいと思います。


1. 翌日が取材日だったこと

そう、宣告された翌日がインタビュー取材の日だったんです。そこに向けて集中していたので、病気のことを考え過ぎずに済んだというのはあると思います。

私にとってインタビューはとても大切でカロリーの高いお仕事、つまり頭をめちゃくちゃ使うので、雑な言い方をすれば、自分のことなんて考えている場合じゃなかった。ある意味、助かりました。

(インタビュー記事を読んでくださっている方は、タイミングを考えるとたぶんアレかアレだろうなというのはわかると思います)

2. ググらなかったこと

これは先述(1)のタイミングも関係していますが、その他にもあの時期は仕事が色々と立て込んでいたのもあり、暇がなくてネット検索をほぼしなかったんです。その結果、ネガティブ情報に触れなかったということも良かった点だと思います。

やっぱりネットって色々な情報が出てきちゃうし、本人が大したことじゃないと思っていても、そういうものを見ると、むしろ不安を煽られるというか。それに、いくら調べたとしても、結局病気なんてものは人それぞれですしね。

知りたいことは主治医の先生に聞けばいいです。

ということで、先に書いた一番大きな要因+この二つで、合わせて三つの理由でした。

その後も

宣告された時期は本当に立て込んでいて、最初にいただいた乳がんについての説明書的なものも、何日も経ってからようやく隅々まで読みました。それもなんだか高校の生物の勉強をしているような気分でした。

それから入院約10日前の術前説明の際に「あとで読んでおいてください」と渡されたたくさんの資料も、入院の数日前にようやく読んだような。そんなこんなであまり実感のないまま入院日を迎えたのでした。

今思い返すと

早期発見できたことも、全ての検査がスムーズかつスピーディーにできたことも、手術日がサクッと決まったことも、もちろん仕事のスケジュール調整がうまくできてそうなったことも、本当に運が良かったんだなと後になって感じています。

さて、まもなく手術でとったしこりとリンパの病理結果が出て、今後の治療方針が決まります。そのうちまた更新します!

2023年12月21日
金多賀歩美



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