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夢だったダンサーの道をやめたこと

こんにちは、アユミです。

今日は私がダンスを頑張っていた時の話についてです。結論から述べると、夢だったダンスの道を離れましたが、後悔はありません。ダンス一本の時では見えなかった景色を見ることができたり、出会えなかった人々に会うことができたり、何よりもダンスという自分の個性を生かして新たなことができたり…今は自分の生きている道が好きで、あの頃よりも毎日を精一杯過ごしています。

何かに向かって一心で頑張っているけど、悩む日々を過ごす方に届いて少しでも気持ちが軽くなっていただけると幸いです。

まずはわたしについて

わたしは3歳からバレエをしていて、ある時にディズニーのダンサーになりたいと思うようになってからはダンサーを目指す日々でした。

他人よりも特別体が柔らかいわけではなく、唯一恵まれたのは167センチという身長に対し比較的細身でした。フィギュアスケートをやっていたことで、ダンスで重要になる地面を押す技術はのちに苦労しました。

ただ踊ることが大好きで、踊っていると自然と笑顔になり、たとえつらいことがあっても忘れれるひとときでした。そういうことを考えて、自分はダンサーに向いている!と過信していました。

中学卒業後~初めてのオーディション

中学卒業後はレッスンの回数を増やし、週1回のテーマパークダンスと週2回のバレエをしていました。

発表会ではいつもセンターで踊る役を頂いて、絶対合格できると自信あふれていました。今振り返ってこの時の踊りを見ると、かなり荒いです。勢いで技術の荒さを隠している感じ。ゆっくりで優雅な曲になると荒が見える踊り方。

この時はとてもレッスンが楽しくて順調な毎日で、そしてオーディションに向けて準備していました。

そして初めてのディズニーのダンサーオーディションは高校3年生の夏。運が悪く1番最初、振付を覚えてから披露するまでは不利な順番です。クロスラインと呼ばれる審査は合格、次の振付審査に進むも結果不合格になります。ここで初めて世界の広さをしり、もっとやらないとと思うようになります。ある意味で挫折というような感じですかね。。

週6レッスンの日々

大学はダンスの短大に進学を考えていましたが、両親の意向により4大に進学。(本当に本当にこちらに進んでよかったです。)

それからはジャズダンスのレッスンも増やして、週6回レッスンをしていました。このジャズダンスが本当にきつくて、踊りながらなんで来てるんだろう?なんて内心思いながらレッスンすることも。

そしてレッスン中にけが、左の太ももの肉離れで足を上げることが難しくなります。できる範囲でレッスンをしながらも、鏡に映る隣の上手な子と比べて落ち込む日々。

いつになったら前のように踊れるのか、本当にダンサーになれるのか、なった後も怪我したらどうなるんだろう…などひたすらマイナス思考でした!(4大に行っていたので、オーディションは受けずレッスンに励んでいました。)

ギャラを頂いてのダンスイベント

そんな風に落ち込む日々にも嬉しいことはあるものです。それは、1か月ほどにわたるダンスイベントでのバックダンサーとしてのお誘いでした。お給料も頂くショーで、初めてダンサーとして認められたような感覚で嬉しかったです!

家族や友人が見に来てくれたり、毎日たくさんのお客様が見てくれたショーの一員として演じられるのはとても楽しく、やはりダンスが好きだと再認識するきっかけでした。

他にも毎年クリスマスのショーにもダンサーとして出演していました。

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「誰のために踊っているの?」ふと思う。

大学も毎日授業があったので、週4回ほどはダンスレッスン、残りの時間はバイト、月2回ほどのイベント。クリスマスシーズンになると追加で週2回ほどのリハーサルが入ります。そんなのが私の生活で、学費に加え、レッスン代をすべて親に払ってもらうのは申し訳ないと思う一方、疲れが限界に達する日々でした。

ある時にわたしは誰のために踊っているのだろうか?と思います。もちろん踊ることは好きですが、今頑張っているのは、これまで応援してくれた人のためにダンサーになって喜んでもらうためと思うようになってしまいました。自分の夢でなく、いつの間にか応援してくれる人の夢をかなえるために無理をする自分がいました。

ダンサーになった後もきっと誰かと比べて、つらい思いをするだろうし、本当にダンサーになることが私の夢なのか?など悩みの根本が変わるように。

そしてそのタイミングで尊敬している先輩が夢を叶えたものの、入院してしまうという話を聞き、憧れの場の裏側を知りました。

決心 イギリスのホームステイへ

そんなときに気になっていたホームステイの募集を目にして、申し込むことにします。

1か月の期間だったのでダンスをまるっきり離れるのは怖かったのですが、家でバーレッスンをしたり自分でできることをしつつ過ごそうと決めました。ダンスから離れて、本当にダンサーになりたいと思ったらまた頑張ればいいとどんな気持ちを持ちながら。

そこで目にした世界は、今まで知らなかった世界。いかに自分が世間知らずなのかを知らされました。

それからはもっと世界について知りたい!そんな風にダンサーになるよりも、留学や知らないことを勉強したい!と思えるようになりました。

その後冬のクリスマスコンサートを最後にダンスとは距離を置き、趣味としてバレエやダンスを行っています。

ダンスを頑張った自分だからこそできること

今までダンス一本で頑張っていたわたしを知っている人から見ると、ダンサーをあきらめたと思っている人も少なからずいると思います。夢を叶えられなかったって思う人もいるかも。

でもホームステイのあとに留学に行くことができたり、今こうして楽しいと思える仕事ができたり、、本当に熱中できる夢を今は生きています。

ダンスの経験があったからこそ物事に対して頑張れる自分、人前に立つことへの恐怖心がなくなったり、ダンスを頑張ってきたからこそできることもたくさんあります。たとえば、イギリス留学中に知り合いの家庭の御嬢さんにバレエを教えることができたりなんて。

ダンスを自分の強みとして使える今のほうが、ポジティブ思考で昔の自分より何倍も強いです!笑

この記事で伝えたいこと

だらだら長くなってしまいましたが、何を伝えたかったかというと…

自分の夢に向かって頑張っているとき、必ずと言っていいほど悩むことはあると思います。いくら考えても解決しない問題もしばしば…

そんなときは少し勇気をもってほかの世界をのぞいてみてください。ちょっとお休みしてみる、友達とお出かけしてみる、何もしない日を作ってみるなど。

少し離れてみてわかること多くあります。

暗い気持ちで練習をただこなすより、そのあとリフレッシュをして行う質の高い練習のほうが何十倍の力があります。休むことは勇気がいりますが、一度行き詰ってしまったときは自分を大切にしてあげてください。

わたしはこの夢しかない!って思っていても、実は自分の近くに夢になりうるほかの選択肢が転がっていることがあったりします。

悩んでいる誰かのもとにこの記事が届くと幸いです。


アユミ






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