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「SNSで健康情報を調べている人」にとって役立つかもしれないnote


みなさまこんにちは。柔道整復師・整体師・パーソナルコーチのAYUMIです。noteでは日々の勉強や読書の感想を「ココロとカラダを整える」ことに活かせるように書いています。

ほぼ自分のアウトプットのために書いていますが、誰かの参考になるかもしれないと思い、noteに残しています。


本日考えてみたこと

SNSの健康情報に根拠が必要かどうか問題

考えた理由

なぜか最近よく見かけるんですよ。
「その発信の根拠はあるんですか?」みたいなやりとり。
今日はその問題について自分なりに考えてみたいと思って書いております。

私の考え方

(あくまで私の考え方ですので、あらかじめご了承ください。)

私は、整形外科が運営するデイサービスに勤務した際に、医師がどんなふうに患者さんに説明して診断するのかも知ったし、柔道整復師や理学療法士や鍼灸師の考えも分かるし、自分が子宮筋腫で手術する時は患者として医療情報を集めることもありました。

どの立場の意見も大体分かります。

なので、どれが自分に合う情報なのかは情報を受け取る人が決めることだと思っています。周囲がどれだけ間違っていると批判する情報でも、その情報で健康になったらその人にとっては正しい情報ですから。

私個人的な意見としては、医療従事者もしくは健康に関する商品を販売する人が、新しい健康情報を発信する場合、根拠の提示は必要、もしくは断定しない言い方にする方がいいと思ってます。その方が患者さんに真摯に向き合っていると思うからです。

断定する言い方が
「これさえ飲めば必ず治ります」なら

断定しない言い方は
「こうであるとも言えるし、こうでないとも言える」
「○%の人にこういうデータが出ている」のような言い方。

患者さんの立場だと、「これをやれば治りますよ」と言い切ってもらえる方が頼りがいがある先生に思うかもしれません。

だけど本当に患者さんのために考える医師やセラピスト等は、私が出会った中では曖昧な言い方をすることが多い印象です。

あゆみ屋は整体屋で健康サポートを提供しているので、後日お渡しするカウンセリングシートの中には、提案する運動の横に根拠となりそうな論文名を一応記しています。

それは患者さんに「自分でも調べてくださいね、論文があるから安心ですよ」という意味で記しているのではなく、患者さんの担当医とのコミュニケーションツールとして役立つかもしれないと思うからです。

私個人は根拠の有無は絶対必要と思っていませんが

・根拠があることで患者さんが安心するなら根拠となりそうなデータを示す。
・根拠を示すことで、患者さんの担当医とうまく連携が取れるならコミュニケーションツールとして根拠となりそうなデータを提示する。

そのように決めています。

多くの場合は医師とうまく連携した方が結果的に患者さんは早く健康になると思っていますので。

あと、治療法(施術方法)は目の前の患者さん(お客様)の数だけあって、みんな違うと思うので、SNSではあんまり健康情報を発信しないようにしています。

noteでは健康情報のアウトプットを書いており、インスタやFBに貼り付けることがありますが、多分長い文章はみんな読むの面倒だから「根拠は?」と苦情が来ることはないです。

根拠の有無で揉めるなら根拠を出したほうが早いので、根拠となりそうな論文を出す。それが今の私の判断です。

少し前に、noteにこんな文章を書きました。あゆみ屋がどんな整体屋か、私がどんだけ面倒なヤツなのか分かるかもしれません。

【患者様、お客様に意識して欲しいこと】

(一部文章を抜粋してます)

患者様(お客様)にとっては大変面倒なことだと思いますが、患者さん自身が自分に合う健康情報の選び方を学ぶことが大切だと思っています。ただ、自分に合う健康情報がどれなのか分からない人が多いのではないでしょうか。

そんな時、柔道整復師の私が言うのも変な話かもしれませんが、自分のカラダを守るためには、まず医師の診察を受けるのが良いと思います。例えそれが慢性の肩こりや腰痛であっても、です。

医師の診断が必ずしも正しいとは限りません。ですが、医師はいつも患者さんを診断しています。普段診断をしない医師以外の人間が薦める健康情報よりも、医師の言葉は有益だと思います。

医師から有益情報を得るためには、医師に聞きたいことをまとめておくなど、患者側も準備をすることでかなり自分にあった情報を受け取れると思います。

医師以外から世の中に溢れかえる健康情報を集めたい時はどうすればいいのでしょうか。私個人の回答としては、「医学的に根拠がありそうな情報をまず集めること」かなと思っています。

では、なんで論文などの医学的根拠がありそうな情報を集めるかというと、論文には仮説をもとに実際調べてみた効果の有無がデータとして出ているものがたくさんあるからです。仮説の部分が今の自分の症状と似ていれば、何か参考になる情報が出てくるかもしれないですよね。

私は以前に「ブルーベリーは目にいい」のはなぜ?と疑問を持ったことがあり、論文を調べたことがありました。

その結果、アントシアニンは色素の名前だということを知り、ブルーベリーを食べることで目に良い効果が現れることを示した論文を探すことが出来ませんでした。効果がなかったという論文はありましたが…。

これを知ると「ブルーベリーは目にいい」「アントシアニンが目に効く!」という広告に「本当にそうなの?」と疑問を持つことが出来ますよね。

【論文があるから正しい】ではないんです(そこは勘違いしてはいけない)。

目の前の情報を判断するための材料として医学的根拠がありそうな論文が必要なのではないかと思います。

だけど論文を調べるなんて面倒じゃないですか?だからサプリの会社に聞くのではなく、まず眼科医に聞いてみるんです。「ブルーベリーを食べるとなんで目にいいのでしょうか?」と。ブルーベリー農家に聞いても面白いかもしれませんよ。アントシアニンが色素なら毎日ブルーベリーを見ている人は目がいいのかどうか。(誰かこの仮説で論文を書いてくれないだろうか…。



この文章を読み返して、「本当に面倒なヤツだな私」と思います。そんな私ですが、健康のお手伝い頑張っておりますので、引き続き宜しくお願いいたします。

❤️❤️❤️
いつもと同じことを書きますが、自分の体を大切に元気にするために、医師も接骨院も上手に使っていけるといいのでは、と思います。


🐾あゆみ屋情報🐾

新宿と長野県開田高原で女性専用整体をやっています。
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