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しごとについて&2020年の目標

LBI に参加してから自分で選択できることが増え自由度が高まりましたが、反面「どんな仕事してるの?」って聞かれる機会も増えました。
長年の課題でもあるのですが…この質問に的確に答えるのが結構難しくて、いつも曖昧にしか説明することができずにいましたので、「どんな仕事をしているのか」「私は何ができるのか」をきちんと整理することにしました。

こんな内容が書かれています。

・「プロジェクト・マネジメント」がメインスキルであること
・「プロジェクト・マネジメント」は汎用性が高く、他の多くの生産的活動に転用が可能なこと
・プロダクトマネジメントとの違いは、組織戦略にどのように貢献するか、実現すべきベネフィットが異なるということ
・今、取り組んでいることについて
・今後の目指していきたい姿について

かんたんに経歴

高校進学から美術の道に進み、大学ではメディアデザインを専攻しました。
もう少し噛み砕くと、「コミュニケーションデザイン」というものを学んでいました。

「コミュニケーションデザイン」とは、「人と人のあいだのコミュニケーションをデザインすること」です。企業活動で言えば「顧客との関係性を最適化すること」も、コミュニケーションデザインと言われています。

大学に進学した頃は、デザイナーとして就職をしたいと考えていましたが、卒業する頃にはディレクションや企画の仕事を魅力に感じるようになっていました。課題を通して、グラフィック表現ばかりがデザインではないのだ、アウトプットの形は様々である、と視野が広がったことがきっかけだったと思います。

卒業後は、デジタルやWEBの分野で戦略から制作までワンストップで手掛ける会社に就職し、プロジェクト・マネジャー、ディレクター、インフォメーションアーキテクチャなどのロールで、大規模コーポレートサイト、ECサイト、コンテンツサイトの構築や運用業務に携わってきました。

LBI には、2017年に参加。
引き続き、デジタル領域で戦略から制作まで、プロジェクトの立案と進行に携わっています。

プロジェクト・マネジメントについて

まず1番はじめに、私のメインスキルでもある「プロジェクト・マネジメント」が、汎用性の高い技術であることをお伝えしたいと思います。

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プロジェクト・マネジメントとは、プロジェクトの計画を立て、目標達成の確実性を高めるために行われる活動のことです。
wikipediaでは、「成功裏に完了されることを目指す」と説明されています。

為念、プロジェクトの定義を確認しておきますと、ある目的を達成するための計画を指し、規模は問わず、必要な人材を組織し、開始と終了とコストが決まっている事が特徴です。
定常的に発生する業務がプロジェクトとされることはありません。

私はこのプロジェクト・マネジメントを、デジタル・webに関わるプロジェクトで担当しています。

「プロジェクト・マネジメント」のどういった点が汎用性が高いと言えるのか?

汎用性が高いと主張する理由としては、きちんとした技術があれば、プロジェクトと称されるものをすべてマネジメントすることが出来るからです。

耳馴染みのない方が多いかもしれませんが、プロジェクト・マネジメントは、専門職の間で共通の概念を使ったり、共通の用語を使用、促進させるために、プロジェクト・マネジメント協会(PMI)によって、厳格なガイドライン(PMBOKガイド)が作成されています。

ガイドラインの範囲は、知識、プロセス、スキル、ツール、技法、倫理、職務規定まで及び、それらの技術を、ビジネス・ニーズの達成に寄与するため活用します。
これらはPMBOKガイドに限らず、その他の多くの書籍や、コミュニティの中で共有されています。
つまり、長い時間を経て知識や技術は体系化され、役割や目標が明確な専門職として、価値と有用性が一般に合意されているということなのです。

もちろん、デジタル・WEBに関わるプロジェクトの経験しかない私が、いきなりビルやプラントなどの建設プロジェクトを担当できるというわけではありません。
プロジェクトに影響を与える分野について深い理解は必要ですが、専門家ほどの詳細な知識がなくても、そういった専門家をプロジェクトに組織し、マネジメントに専念すれば良いという概念をもつ点は、プロジェクト・マネジメントの面白いところです。

「プロジェクト・マネジメント」他の多くの生産的活動に転用が可能である

さらに、プロジェクト・マネジメントで扱う事象は、プロジェクト・マネジメントに限らず多くの生産的活動に活かせると考えます。

例えばプロジェクト・マネジメントには、5つのプロセス群があると言われています。

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・立ち上げ
・計画
・実行
・監視、コントロール
・終結

5つのプロセスの中で、行われていることの一例を挙げます。

・利害関係者(ステークホルダー)のニーズや期待に応えること
・要求事項の特定、成果物の合意を得ること
・プロジェクトの計画、実行、変更を受容すること
・プロジェクトメンバー間の良いコミュニケーションを確立し、維持すること
・プロジェクトの制約条件のバランスをとること(スコープ、品質、スケジュール、予算、資源、リスク)

など

上記の全てまたは1部分は、どのような業界であっても、企業活動の中で一般的に敢行されているのではないでしょうか?
後述しますが、プロジェクト・マネジャーとして培った技術は、その後のキャリアアップのための取り組みにも十分活かされています。それほど特殊な技術ではないのです。

コミュニケーションデザインから、プロジェクト・マネジメントへ。主にアウトプットが異なる両者ですが、本質はよく似ています。
我ながら、理にかなった良い選択ができたなと感じています。

プロジェクト・マネジャーとプロダクト・マネジャーとの違いは?

スタートアップ企業が注目されるようになってから、プロダクト・マネジャーというポジションが置かれることが増えました。
そもそも両者は語感から混同されたり、スキルセットが似ていることから兼務されるケースが見受けられます。

プロジェクト・マネジャーというポジションの補足的説明として、両者の違いがどこにあるのか、私の見解を示しておきたいと思います。

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前述の通り、プロジェクト・マネジャーは「プロジェクトの計画を立て、目標達成の確実性を高めるために行われる活動」を実施するポジションを指します。
達成すべき目標とは、ビジネス・ニーズ(あるいは組織戦略)に決定される戦略的目標のことです。
プロジェクト・マネジャーはその目標に向かって、プロジェクトが成功裏に完了されることに責任を持っています。
決められた要求に従い、品質、スケジュール、予算~をきちんと管理するのです。

プロダクト・マネジャーも、戦略的目標に貢献する責任を持っていますが、「どのように貢献するか」「何に責任を負っているか」が異なります。

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ステークホルダーや顧客の課題を解決するために、「どのようなプロダクトを作るか」に責任をもつのがプロダクト・マネジャー。
つまり、実現すべきベネフィットが異なるということです。

会社の規模や組織構成次第ではありますが、責任の所在が異なると考えれば、兼務することにより発生するメリットやリスクについては、念頭に置いておく必要があると思います。

今、取り組んでいることについて

LBI に参加してからは、上流工程の戦略策定にも携わるようになりました。
デジタルに関わる領域での戦略がメインですが、取り組む課題によってはそれに留まらないこともあります。

特に最近では、働き方改革などへの意識の高まりを受け、ツールの導入やアプリケーション開発の裏に、デジタル戦略の策定や、IT活用を視野に入れた業務改善の課題を抱えている中小規模の企業が増えているように感じます。

そういったしごとの中で、プロジェクト・マネジメントの技術だけでは、ステークホルダーの要求を満たせないことが増えてきました。もっと、広く包括的な視点が必要です。

反面、プロジェクト・マネジメントをやっていてよかったなと思う場面も多いです。

例えば、
・利害関係者(ステークホルダー)やビジネスニーズへの意識を持つこと
・合理的な計画を立て実行すること
・変化を受容すること
・対人同士のコミュニケーションの築き方

上記のようなプロジェクト・マネジメントにも通ずる思考は、レイヤーが少し上がった現在のしごとの中でも基軸となっています。

これから目指していていきたいこと

わたしは、体が動く限り「しごと」を続けたいと考えています。
そのためには、今じぶんがしていることが20~30年先どうなっているか、~50年先まで見据えて動く必要があります。

今はまだ、人の土俵で戦っているような状態ですが 笑
いずれはわたし自身が積み重ねてきた経験の中から、新しい価値あるしごとをしていきたいと思います。

最後に2020年の目標を掲げておきます。

・クライアントワークを通して様々な業種、一流の人たちのしごとを知る。
・2021年に仕掛るしごとをつくる。
・noteを最低月2度は更新する。
・ウイスキー検定に挑戦する。
・サルサを引き続き、がんばる。海外のサルサバーに踊りに行く。
・じぶんの持ち物の整理。断捨離して、ハンモックを買う。

2020年がんばるぞ~

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