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セカンドジョブとしてスナックのママを始めた理由

3月1日、富士見ヶ丘駅のほど近く。
永らく放置されていたビル地下のテナントは、コミュニティスナック「BANQUET CIRCUS」に生まれ変わりました。
オーナーの吉田さん筆頭に自分たちの手で掃除・修復を行い、お客さまを迎えるのは、副業やフリーランスで活動している様々な業界の人たちです。

わたしはそこで、セカンドジョブとしてのママをはじめました。

BANQUET CIRCUSとは?

BANQUET CIRCUSは、オーナーの「人の繋がりによって、人が元気になれる場所を作りたい。自分1人ではなかなか踏み出せないことも、この場所に集う人たちがその夢をサポートできる場所を実現したい」という思いから、プロジェクトをスタートさせました。

定休日は日曜と月曜、営業時間は20:00から大体終電まで、3店舗のお店を日替わりママが運営します。

今のところ実験的な段階であり、集客やイベントの開催が追いついていませんが…
オープン前に実施したクラウドファンディングでは、119人の方から1,020,500円の支援をいただき、オーナーやママの知人友人をはじめ、クラウドファンディングやSNSでお店のことを知った人、富士見ヶ丘の地元の人まで幅広い層の方に利用していただいてます。週末は深夜まで営業を続けたり、貸し切り営業をすることもあります。

ママをはじめたきっかけ

わたしは現在LBIにて、場所の固定が無い中で働いています。
例えば、コワーキングスペースとクライアント先、自宅や喫茶店などを、プロジェクトの進行やプライベートの予定に合わせて自由に選択しています。
そのように働く中で、同じ場所で働くことや、コミュニティを形成すること、コミュニティのあり方について考えるようになりました。

その頃は、もっと気軽に人と会いたい、気軽にみんなで集まることはできないかというジャストアイデア程度から、バーやスナックのイメージを持ち「ママをやりたい」と考えていたと思います。

オーナーの吉田さんとは、趣味を同じくする友人からの紹介で知り合いました。
ことのはじまりは、飲みの席で友人に「スナックのママをやってみたいんだ」と話したことです。後日、吉田さんのFacebookの投稿がシェアされてきて、BANQUET CIRCUSのことを知りました。

BANQUET CIRCUSのコンセプトは、とても興味を惹かれるものでした。
漠然としていた想いが具体的なプランになるかもしれないと、掃除や壁塗りのお手伝いにはじまり、今では週1ペースでママとしてお店にも立たせてもらっています。

ママ歴2ヶ月でわかったこと

そもそもスナックとは、お客さまがお酒や軽食を摂りながら、ママやお客さま同士で会話を楽しんだり、カラオケを歌ったりするのが主たるサービスです。また、居酒屋やレストランに比べ、 地域密着型で、常連さん同士がフレンドリーでアットホームな雰囲気であることも特徴です。

このスナックシステム、これからの新しいしごとに活かせるのでは?

以前まとめたnoteにも書いたように、生産性を高めることや新しい価値を見出すために、個人の内面性が重要になってきます。

例えば現在就業している仕事には、直接関係のないようなスキルや経験でも、掛け合わせるとレバレッジして大きな価値を生み出す可能性があるかもしれません。
もっと単純に、その人の内面に触れることで、円滑なコミュニケーションをとることができるようになるかもしれません。

ただ、当事者になってみると、内面にあるスキルや経験をどう活かせばよいのか分からなかったり、それ自体に価値があると気づけないケースがあります。

スナックの話に戻りますが、内面性とそれを「しごと」に作用させていく力点の役目として、スナックシステムが活用できそうだと考えています。

スナックシステムは、特筆すべき点が4つあります。

1. ママを介して、客同士の会話がうまれること。
2. 1~8名程度の比較的規模の小さなコミュニティをすぐに形成できること。
3. 第三者(ママ)の視点がはいるため、客観的な議論が可能なこと。
4. アットホームな雰囲気であること。

ただの飲食店と思えばそれまでですが、「スナックとは、異なる文化が交わる場所で、ママはその場のファシリテーター」なのです。

この先に目指すもの

スナックでのしごとは、知人・友人とは改めてお互いのことを知るまたとない機会になったり、見ず知らずだった人と定期的に近況を話し合う仲になったり、ママをはじめる前とはまったく異なる新しい繋がりが生まれ始めています。

この調子で、しばらくはBANQUET CIRCUSを拠点にママ業を続けていきたいと思います。

ただし、2ヶ月働く中で、活動範囲が富士見ヶ丘という固定された場所であることに課題も感じています。
地元のお客さんとの繋がりが生まれる一方、気軽に会える柔軟さが失われることです。
また、新しい繋がりや出会いばかりが、まだ見ぬしごとに繋がるとも限りません。

もっと、範囲を広げてママ業をしてみたいです。

例えば、既存のコミュニティ(会社や自治体など)にスナックシステムを取り入れたらどうなるだろう?
近くに居た方が効率が良いから、そういうことになっているからと、漫然と形成されたコミュニティになっていないだろうか?
同じ場所にいるのだからこそ、もっと摩擦が起こってもよいのではないか?

先日話題になった、上野千鶴子さんの東京大学学部入学式祝辞に、気になる一文がありました。

『あなた方を待ち受けているのは、これまでのセオリーが当てはまらない、予測不可能な未知の世界です。これまであなた方は正解のある知を求めてきました。これからあなた方を待っているのは、正解のない問いに満ちた世界です。学内に多様性がなぜ必要かと言えば、新しい価値とはシステムとシステムのあいだ、異文化が摩擦するところに生まれるからです。

ママという仕事自体が、新しい価値を持ったしごとであり、新規既存に関係なく、新しいしごとを生み出す可能性を秘めていると思います。

もしも気になる話題だ…と興味を持ってくださる方がいましたら、気軽にお声がけくださいませ。
酒瓶持って、お伺いします 笑

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