日常生活で繰り返し使いたいジブリの名言(迷言?)

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。 
今回のテーマは「#ジブリ」です。

「(ダメにしてしまった食材を見ながら)腐ってやがる…」

「早すぎたんだ…」

「いや、(使うのが)遅すぎたんだよ!」

これなんのセリフかわかる人、ジブリ見たことがある人ですね。これは「風の谷のナウシカ」で巨神兵を目覚めさせた時にクロトワが放ったセリフです。正確には「早すぎたんだ」までが使われてたセリフで、「いや、遅すぎたんだよ!」はただのツッコミですが。

我が家ではこんなふうにジブリの名言(迷言?)をアレンジした会話をしょっちゅうしています。

例えばiPadのエラー表示に困って旦那に相談したのに、いざ画面を見せたら全然エラーが出なかった時…(ジブリの名言がわからない人は、最後に元ネタを記載しているので確認してみてください)

私「ほんとだもん!ほんとにエラー出たんだもん!うそじゃないもん!」(※1)

旦那「そうだね、お妻がいい子にしてたらまたエラーが出てくるよ」

私「いや、もう勘弁だわ!!」


自宅で鍋を食べていて、もう〆の段階なのにまだお腹が空いてる時…

私「食欲がおさまるのなら私もそうしたい。だがこのお腹、それだけではとまらん!」(※2)

旦那「…うん、材料もっと切ろうか」

なんて風にいかに日常生活にジブリのセリフを入れられるかを常に狙っている私と、たまにのってくれる旦那です。

買い物に行けば「流行の服は嫌いかね」(※3)、素敵な器を見つけたら「ほぅ、雅な椀だな…」(※4)、家に帰ってきたら「帰ってきた戦士たちが」(※5)など、しつこいくらいにジブリのセリフをお互い使いまくっています。

特に「もののけ姫」なんか好きすぎて、セリフを丸覚えしているぐらいなので、どちらからともなく突然寸劇が始まることもあります。良く言えば愉快な夫婦、悪く言えば頭のおかしいめんどくさい夫婦です。


そのなかでも、私が「これはうまく言えた!」と今でも思っているのが、東京ドームシティのアトラクション「スカイフラワー」に乗った時のことです。

「スカイフラワー」は透明のカゴに乗って、60mぐらいの高さまでゆっくり上がるアトラクション。なぜ高所恐怖症の私があんな乗り物に乗る気になったのか今でもわからないのですが、彼氏(現在の旦那)と付き合ったばかりで浮かれてたのかもしれません。高いところが苦手なのをすっかり忘れて乗り込んでしまいました。

あれはとにかく怖い乗り物でした…。ゆっくりジリジリとあがる感じが恐怖をあおるし、風で揺れるし…。私は冷や汗が大量に出て、手汗べちゃべちゃの手で彼氏にしがみつき、「手汗やば!!」と言われたのを覚えています。

しかも降りるのは結構なスピードなんですよね。もう死ぬかと思いました。命からがら地上に戻ってきた私は彼に言い放ちました。

「どんなにおもしろいアトラクションをたくさん作っても、私たちは地から離れては生きられないのよ!」(※6)

と。

あれ以来、高いところにいくアトラクションには乗ってません。

***


お父さん、お母さん、お元気ですか? 私も旦那もとても元気です。結婚生活のほうもなんとか軌道にのって少し自信がついたみたい。落ち込むこともあるけれど、私、旦那との毎日が大好きです。(※7)


【参考】
(※1)「となりのトトロ」より
メイ「ほんとだもん!ほんとにトトロいたんだもん!うそじゃないもん!」

お父さん「うん。お父さんもサツキも、メイがウソつきだなんて思っていないよ。メイはきっと、この森の主に会ったんだ。
それはとても運がいいことなんだよ。でも、いつも会えるとは限らない」

(※2)「もののけ姫」より
アシタカ「呪いが消えるものならわたしもそうしよう。だがこの右腕はそれだけではとまらぬ」

(※3)「天空の城ラピュタ」ムスカのセリフより

(※4)「もののけ姫」ジコ坊のセリフより

(※5)「もののけ姫」より
サン「戦士たちが…」
乙事主(おっことぬし)「もどってきた。
もどってきた!黄泉の国から戦士たちが帰ってきた」

(※6)「天空の城ラピュタ」より
シータ「どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!」

(※7)「魔女の宅急便」より
キキ「お父さん、お母さん
お元気ですか。
わたしもジジもとても元気です。
仕事の方もなんとか軌道にのって、
少し自信がついたみたい。
落ち込むこともあるけれど
私 この町が好きです」

執筆:otaki

編集:真央

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