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自分ではないものになる。物語の力。

こんばんは世界(*^▽^*)

今日は放課後に国語の会。

国語好きだけが集まる少人数の会。

うーん、楽しい😆✨

人の授業の話聞いてると、
インスピレーションが
ドンドン湧いてくる⛲️🌟

ああしたらいいんじゃないかな?

こうしたら楽しいんじゃない?

それならもっと力がつくかもね?

どこまでもいつまでも話してられる✨

やっぱり国語、大好きだな〜💕


国語の会で、朗読の話になった。

その先生は、
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を
朗読させたそうだ。

『蜘蛛の糸』というと、
中心人物は、極悪人のカンダタだ。

子どもたちは、
この地獄に落ちた
極悪人のカンダタの気持ちになって
朗読できるのだろうか?

まだ死んだこともない。

もちろん人を殺めたこともない。

血の池にむせび苦しんだこともない。

そんな中学生が、カンダタのセリフを
情感込めて、読めるのだろうか?


中学のテストでは、
小説に出てくる登場人物は
中高生が望ましいとされる。

そして、恋愛物もあまり出ない。

解答者である中学生の誰もが
気持ちを想像できる内容で
ある必要があるからだ。

発達途中である中学生の中には
異性に恋心を覚えたことのない子も
多い。

そんな中、ある私立高校が
恋愛小説を出題したらしい。

しかも、男性同士の恋愛。


子どもたちはそれを知って、
「時代ですよね!面白かった。」
という子もいれば、

「自分はちょっと抵抗あります。
全員にとって一般的でないなら
出題するべきじゃないと思う。」
と難色を示す子もいた。


文学的文章の面白さは、
自分とは別の人物の人生を
擬似体験できるところにあると思う。

たしかに、恋をしたことのない子は、
恋をして胸を焦がす女の子のセリフを
上手に朗読できないかもしれない。

では、同性愛を経験したことない人は
先に書いた男性同士の恋愛小説の
セリフを情感込めて
読めないのだろうか?


そうではないと思う。

私たちには想像力がある。

「俳優」という仕事など、
その最たるものだと思う。


そうでなければ、
ドラマに出てくる恐ろしい殺人鬼も、
ファンタジーの世界の魔法使いも
存在し得ない。

自分ではないものになれる。
想像できさえすれば。

その力が私たちには備わっている。


その力を私たちに与えてくれるのが、
物語なのだろう。



なんてことを、国語の会の帰り道に
椎名林檎さんやaikoさんの曲をかけて
熱唱しながらつらつらと考えている。


「私は最高にいい女❤️」
なんて想像(妄想?笑)しつつ歌ったら
ちょっとだけ上手になった気がした。

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