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【映画レビュー】イングリッシュペイシェントを観て

今日も自宅でゆっくり映画を観ることにしたものの、またまた決まらなーーーい笑

小一時間探した末、本日観た映画が
イングリッシュ・ペイシェント
もう、ずいぶん前から「いい映画だよ」とオススメされていた映画です。

しかぁ~しっ!

この映画2時間42分と長めな為なかなか今まで観る決心がつかなかったんですよね😅
だって寝てしまうかもだし😂

あ、ちなみにどんな話なのかは全く知らず、

イングリッシュ”『英語??』
ペイシェント”『病人??』、、、、、。

もう語彙力より学力!!爆🔥
あゆさん、しっかりー(*」´□`)」


しかし…まさか…
こんな内容だったとは😳!!!

イングリッシュ・ペイシェント

この映画は日本で1997年7月に公開されたアメリカ制作の映画。
原作はマイケル・オンダーチェ(あゆさんこの方存じておりません💦)の小説「イギリス人の患者」が基になっているそうです。

本作品は第69回アカデミー賞で最多12部門にノミネート、結果作品賞を初め、最多9部門を受賞。
第54回ゴールデングローブ賞では、最多77部門にノミネート結果、「ドラマ部門作品賞」と作曲賞を受賞しました。

ほーほー😮期待大ちゃうかー!!

あらすじ※ネタバレあり※

舞台は1944年第二次世界大戦の末期のイタリア。

冒頭は印象的な砂漠の上を男女を乗せた小型機が飛んでいるシーンから始まります。

そしてどーーーん💣✈️撃墜されちゃう💦💦

その印象的なシーン故に

『これ、伏線ちゃうんかい🧐』と早くもアンテナを張り巡らせるあゆさんw

飛行機に乗っていた男性は全身に強い火傷を負います。あれそういや女性も乗ってたな?🤔

イタリアの野戦病院に運び込まれたその男性は一命は取り留めましたが記憶が断片的で最初自分の名前も分かりませんでした。

そんな彼を空襲で破壊された修道院で献身的に看護することに決めたのが 戦争で恋人や親友を亡くし、

「自分が愛する人は亡くなってしまう」

と絶望の淵にいたカナダ人看護師のハナでした。
時を同じくしてイギリス陸軍で爆弾処理班しているキップ軍曹とハナは出会います。

ハナの看護を受けながら火傷を負ったその男性は少しずつ記憶を取り戻してゆきます。

男性の名はアルマシー。
ハンガリーの伯爵家に生まれたアルマシーは英国地理学協会に入りアフリカのサハラ砂漠で親友のマドックスと共に地図作りに携わっていました。

出会い

1938年のある日。
アルマシーの所に地理学協会から派遣されたスポンサーのジェフリー・クリフトンが妻のキャサリンを伴って砂漠に現れました。

夫ジェフリーが仕事でカイロに戻ることになった時、キャサリンは現地に残ります。

今思うとアルマシ―はほぼ一目惚れ😍
どんどん彼女に惹かれてゆきます。
一方キャサリンも出会った直後からアルマシーに好意を寄せているのが見ていてわかります、、、てかわかるよね?そういうのって😅

てか

『あれれ?これって恋愛映画?』

またまたやっとここで気が付くという鈍感なあゆさんw

あは、あはははっ💦



ある夜、探検で見つけた洞窟で描いた絵をキャサリンが渡しそうとしますが、アルマシーは断ります。
てか、もうこの時点で葛藤してるんですよね、アルマシーは。
だって人妻ですからね。
まぁ人を好きになるのって独身であれ既婚であれどうしようもないことなんですけどね。
葛藤すればするほど彼女への溢れる気持ちに気が付き思い知るという🥹。

ある夜、猛烈な砂嵐に見舞われた二人はジープの中で過ごし、お互いの気持ちを知ります。

この辺りから時間軸がころころ変わって行く話の流れに💦

あー、頭が混乱するよぉ~😵‍💫笑


記憶

ハナとアルマシ―がいる修道院にカナダ人のカラヴァッチョが現れ居候することに。
彼は戦前、カイロで英国情報部に出入りしていましたがスパイ容疑をかけられ、ドイツ軍将校に親指を切り取られました。
その原因がアルマシーだと思い彼の行方を追っていたのでした。ま、復讐してやろうじゃないの😤と思ってたんでしょうね。

彼との会話の中でアルマシーはさらに記憶を蘇らせて行きます。

そして

「お前がスパイだと知って親友のマドックスは拳銃自殺したんだぞ!!!」

その一言でアルマシーの記憶が一気に戻ってきました。一種のショック療法いうやつですかね💦

葛藤

カイロに戻った後、キャサリンがアルマシーの宿舎を訪ね、2人は激しく愛し合います。
それは一番幸せな瞬間でもあり苦しみが始まった不幸な瞬間でもありました。

切ないなぁ🥺

それでも二人は人目を忍び逢瀬を重ねてゆきます。
キャサリンはアルマシーに愛される喜びを、そして愛する喜びを感じながら、一方で夫への罪悪感を抱えその狭間で葛藤します。

やがて彼女はアルマシーとの別れを決意します。
しかし彼女と別れるなど考えられないアルマシー。結構な自暴自棄に😩

しかしほどなくアルマシーとキャサリンの関係は夫の知ることとなり、ジェフリーは復讐を決意😱
キャサリンを伴い小型機でアルマシーの所へ向かい飛行機もろともそのままアルマシーへ向かい突っ込んでいきます。

夫のジェフリーは即死。
キャサリンは大けがを負いました。

瀕死のキャサリン。

アルマシ―は以前行った洞窟へキャサリンを連れてゆきます。
持っていた食料や水、アルマシーがいつも肌身離さず持っていた本もペンも懐中電灯も全部置いて助けを求める為

「必ず戻って来る」

そう言い残し洞窟を後にします。
三日三晩歩き続けてやっとイギリス占領下の街へたどり着きましたが、ドイツ軍にスパイ容疑をかけられ、アルマシーは捕まってしまいます。

一刻も早くキャサリンを助けに行きたかったアルマシ―は ドイツ軍と取引をし地図を渡す代わりに小型機を手に入れ洞窟へと急ぎました。

しかし時すでに遅し、、、。😭😭😭

アルマシ―は息絶えたキャサリンを飛行機に乗せ、彼女の故郷でもあるイギリスを目指し砂漠を飛び立ちますが 彼の飛行機はドイツ軍に撃墜され、全身に大やけどを負ったアルマシ―はイギリス人の患者としてあの野戦病院へ収容されたのでした。


彼女の元へ

全ての記憶を取り戻したアルマシ―。
ずっと看護をしてくれていたハナに無言で大量のモルヒネをアルマシーに打つよう促します。

アルマシーとキャサリンの一部始終を聴いていたハナは泣きながら致死量のモルヒネをアルマシ―に打つ決心をします。
彼女、キャサリンの元へとアルマシーを送るために。

『キャサリンが死んだとき自分も死んだ』と彼は言っていました。

注射を打ち、ハナは彼の耳元でかつて彼が心から愛したキャサリンが書いた
"人生の最期に最高に愛した人へ宛てた手紙"を読み聞かせながらアルマシ―は穏やかにキャサリンの元へ旅立って逝ったのでした。

最期を看取ったハナ。

ハナはアルマシ―を看護する日々の中でキップと出会い恋に落ちました。

戦争が終わり、2人は離れ離れになってしまう事になったけど そこに悲壮感はありません。

彼女は再び人を愛すという事を キップに出逢えたことで思い出せたのだと思います。
またきっとあの教会で会おう…そう二人は約束をして別れました。

ハナもアルマシ―の居なくなった修道院を後にします。

カラヴァッジョと共にフィレンツェへ移動するトラックに同乗し新しい場所へと向かうハナの表情はとても晴れやかで希望に満ちているように見えました。


感想

この映画は時間軸が現在と過去が行ったり来たりするので、理解するために何度も同じ場面に戻って見返してみたりしました💦


キャサリンとアルマシーが出会った所から

『あ、そういう映画だったのね』

とやっと気が付く始末w

戦争が物語のバックボーンにあるので火傷を負ったアルマシーと看護師のハナ、過去軸のアルマシーとキャサリンがなかなか繋がらなくって😅

やっと中盤辺りから理解😂

アルマシーの度々の回想シーンで、アルマシーとキャサリンが出会い恋をして 愛を知って
とても幸せ…だけど辛くて苦しくて そして別れて。
でもやっぱり愛してる気持ちはお互い変わらない。そんな葛藤を描いた物語なのだと。
(端折り過ぎ?😅)

瀕死のケガを負ったキャサリンを洞窟に運ぶ時、アルマシ―が彼女に贈ったペンダントを彼女が身に付けている事に気が付きます。

「私はいつでもあなたを愛してた」

一緒にいるだけが愛じゃない。
側にいることだけが幸せじゃない…。

愛の形

いわゆる”不倫”の映画でもあるこの物語。

アルマシー
キャサリン
ジェフリー(キャサリンの夫)

こちらは純愛組👇
ハナ
キップ

どの立場で見るかでこの映画の感じ方は大きく変わるでしょうね。

しかし共通してる言えるのは、出会いの形はそれぞれあるけれど、いつどこで心から愛せる人に出会えるかは誰にもわからないし決められないってこと。
もうすでに出会ってるかもしれないし、これから出会うのかもしれない。

アルマシーとキャサリンは本当に愛せる人に出会えたんだろうなと思うんです。

では、キャサリンの夫、ジェフリーはどうでしょう。

ジェフリーもやはりキャサリンを心から愛していたと思うんです。

ではキャサリンはどうだったのだろうと考えた時に浮かんできた言葉が

愛の形

愛にも色んな形があるですよね。

例えば

親子愛
家族愛
友人や仲間への愛
etc.…
恋愛

様々な形がある。

キャサリンはジェフリーを愛していなかったのかと言うと、愛していたとは思うんです、ただ形が少し違っていたのかと。

世の中には不倫はしていても離婚はしないってケースよくありますよね。
それは外国より日本が特に多い気がします。
それはきっと”家族愛”を選ぶからなのではないかと。
家族を愛していないわけじゃないですからね。

でも、心から愛せるって思える人がもし現れたら。
不倫するかしないかは別にして、愛する気持ちには逆らえないし、抗えないものだとあゆさんは思うんですね。

そこから踏み込むか踏み込まないかは人それぞれですけど。

そういうと不倫肯定派みたいに聞こえちゃうかもですが、あゆさんは否定も肯定もしないしできない派。

てか、運命の人っていると思いますか?
(唐突😳)

あゆさん昔は『いる!!!』て思ってたんですけど、大人になった今、運命の人はいるのではなく『なっていくもの』そう思うようになったんですね。

アルマシーとキャサリン、ジェフリーも葛藤の中で愛する人が『運命の人になっていった』のではないかと。


結末はどうであれです。


そう考えるとハナとキップの恋はこれから希望に満ち溢れているように思えます。
二人の恋を見ていてあゆさん、

『どうか幸せになっておくれ』

と母心で見ていました🥹

でも、自分が若い頃の恋愛を思い出した時、いつも希望に満ちていたでしょうか?
幸せだったでしょうか?
きっとそれだけじゃなかったはず。

若いからこそ悩み苦しむこともある。

だからこそ気が付けたこと、理解できたこと、良いことも悪い事も含めてあったと思うんですね。
これは恋愛だけではなく、仕事だったり、友情だったり、親子だったり様々な事に当てはまると思うんです。

そうした経験があったからこそ今、やっと出会えた人。やっと出会えることがあると思うんです。

アルマシーとキャサリンはお互い出会えて愛し合えたことは幸せだったんじゃないかな。
例え短くても、別れが 来ても。


何もずっと一緒にいることだけが愛じゃない
し幸せじゃない。



愛の形はそれぞれ違うと思うから。






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