映画『息もできない』

一年前の映画インプットメモから。

ヤン・イクチュン の「息もできない」(韓国映画)がいい。
役者たち、とくに監督でもあり主人公でもあるヤンのなまなましい存在感がひきつける。寂しい目をした怖さは、たけしの映画を思わせる。

暴力シーンがあるのでそういうのが苦手の人にはあれですが;
極限状態の家庭で育った男女が、こんな風に出会い、結びつくこともあり、それはときにほほえましいのだけれど、しかし、因果は容赦しないというアイロニーが余韻を残す。ラストの編集が小粋です。


水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。