就労したことがなく困っている成人発達障害者が最初に行くべきなのは就労移行支援事業所ではないという話

私は、現在発達グレーゾーン+二次障害らしきものを抱えつつなんとか自立できる道を探っている。

そして、新卒の際に、就活に寒気がして新卒きっぷを放り投げた過去がある。

その事自体は間違っていないと思っているし後悔もしていない。

が、いろいろあって「コネもないのに在宅フリーは無理そうだな」「やっぱり雇われの身分がほしい」ということで一年ほど就労移行支援事業所に通い、その後なんとかA型事業所での採用に繋がったのだが…

振り返ってみると、「就労したことがなく困っている成人発達障害者が最初に行くべきなのは就労移行支援事業所じゃないのでは?」と思ってしまった。

というわけで、そう思った理由と「じゃあどこに相談するのがいいのか」の私見についてまとめておく。

就労移行支援事業所はあくまで一般就労(正社員)を目指す場

就労移行支援事業所では、生活面の話も一応関わるので面談で出てこないこともないのだが、寄り添って聞いてくれるというよりは「より一般就労につなげるにはどういう努力をしたらいいか?」という話に繋げられてしまう。

困りごとを見つけて、なんとかしようとしているはじめの段階の人にとって、一足飛び過ぎるきらいがあるのだ。

なぜこういう事が起こるかというと、就労移行支援事業所が儲けを上げて事業としてやっていくための仕組みが影響している。

就労移行支援事業所というのは、利用者を一般就労させてナンボ(そうしないと事業所収益につながらない)なので、指導や対応に事業所の思惑がかなり差し挟まる。

A型事業所のようなほぼ一般のパートと変わらないくらいの出勤日数の福祉的就労に限らず、一般パート・アルバイト就労ですら目指そうとするとあまりいい顔をされない。

自分の場合も、一年を過ぎる頃に残り期間を残したほうがいいだろうと双方面談の上退所し、一般就労ではなくまずはA型事業所へ通うことにしたのだけど、上記の通り一般就労してくれないと旨味がないし実績にもならないらしい。

それが理由かはわからないがA型事業所に採用されたことを報告してもおめでとうもなく返信すら来なかったので、なんとも寂しい。

つまるところ、就労移行支援事業所や就労継続支援事業所(A型やB型)は、「お気持ち」「困りごと」の相談先として適しているかと言われると疑問符なのだ。

そこで、次で説明している相談支援事業所の話が出てくる。

生活や将来について総合的に相談したいなら「相談支援事業所」などのほうがフラットに話を聞いてくれる可能性がある

先程述べたとおり、就労移行支援も就労継続支援も、基本的には「就労」、それも「週5日8時間の正社員が大正義」という観点からの支援になる。

このため、「どういう暮らしがしたいか(一人暮らしやパートナーとの同居など)」「そのためにどんな困りごとがあるか」「その解決方法」といった生き方や暮らしに直結した内容は地域の相談支援事業所のほうがより親身に話を聞いてくれる場合がある。

相談支援事業所は就労の観点で設立されたものではなく、地域生活支援という別の目的のために設けられている施設だからだ。

就労移行支援事業所と違い、相談期間の期限も設けられていないし、困りごとがあれば手帳などは不要で頼れるという柔軟性がある。

就労したことがない人は特に気をつける必要があるのはなぜか?

とりわけ、就労したことがないと世間ズレを起こしていることもあり、アドバイス側の求める像と現状のギャップにストレスを溜めてしまい、結果としてせっかくのモチベーションが下がってしまう。
(私もまさにこのパターンに陥った時期があった)

また、新卒就活の際になんらかの困難があり、就労したことがない場合は特に、多くの就労移行支援で行われる「一般就労していたけど脱落したのでリハビリして復帰したい」人と同じようなやり方ではマインドセットの段階からうまくいかない。

「なぜ一般就労で働きたいのか」「どこまでは一般就労で求められるものに合わせられるのか(妥協のライン)」を先にはっきりさせないことには方向性も曖昧だからだ。

そしてこれらを見つけるには、フラットに話を聞いてもらって、実際にいろんな道を模索して時間をかけていくしかない。

そういった理由から、善悪の判断はひとまず置いておいて現状の把握と今後どうするかの相談に乗るのが得意な相談支援事業所にまずコンタクトを取るのをおすすめしたい。

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校倉来夏

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