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【'91地方育ち】私のファッション遍歴

こんにちは、アヅマです。
あきやあさみさんが提唱する自問自答ファッションに心を撃ち抜かれ、今日も元気に自問自答の日々を送っています💪

みなさまもお時間がある時に、
①人生の中で印象的だったバッグ
②そのバッグを持っていた時期
③そのバッグを買った時の叫び

を書き出してみてください👜💌
(もちろん、靴でもアクセサリーでも服でもOKです!)

きっと自分でも忘れていた「気持ち」や「叫び」、「ファッションへの熱い想い」が発見できるかもしれません。そして「今後の自分にどんなバッグが必要なのか」考えるきっかけにしてみてください🥰きっと見えてくるものがあると思います!

引用元同上

あきやさんの最新記事(2023/6末時点)の中で、「人生の中で印象的だったバッグを振り返って、ファッションについて棚卸してみよ~!楽しいよ!(超意訳)」というお話がありました👀✨

私もやってみよ~✊と思ったのですが、私は長いこと「服は大好き❣❣❣」「けどバッグと靴は…別に……」という人生を送っており、「バッグに対する眼」が開いたのもここ1~2年のこと。
そのため、基本的には"今までのバッグ”だけを振り返ろうとしても

というのが正直なところ。そのため、バッグに限らず服まで範囲を広げ、カメラロールを鬼スワイプしながら自分のファッション遍歴全般を振り返り、それぞれ象徴となるようなアイテムを探してみようと思います。



■小学生:厚底スニーカーと憧れのナルミヤ

91年、ダメ人間の父としっかり者の母との間に生を受けたアヅマ。
森に囲まれ、サワガニとオニヤンマを隣人とした環境ですくすくと育ちました🌲🐌🐞(ちなみにムンプラさんと同郷です…!)

小学3年生までは「ファッション?なにそれ?」という感じで膝小僧をすりむきながら元気に野山を駆け回っていたのですが、ある日「めざましテレビ」のトレンド情報コーナーに映っていた””アレ””を見た途端、私の中にファッションの惑星がボコン!!!と生まれてしまったのです。


田舎の小学生の「魂」をブチ抜き、以降ファッションに魂を明け渡すことになったきっかけがこちら。


ゼロ年代前半、まだまだギャルブームは健在。都会で生まれたギャル文化のエッセンスは、巡り巡って田舎のキッズシューズ売場にも届いていました。
小学3年生の夏、ABCマートで🌺ハイビスカス柄🌺の厚底サンダルを買ってもらった日から、私は「装う楽しさ」に心を支配されるようになりました。


学校から帰ったらピチレモンやCANDy、melon、nicolaを見ては妄想を膨らませる日々。東京に行きたいなあ。

東京に行って、文化屋雑貨店や大中のカワイイ雑貨が買いたいなあ。109にも行ってセシルマクビーとJassie、それからSUPER LOVERSと3年2組で服買いた~~~い!

そして、一番の目当ては…

元気でポップなANGEL BLUE、アゲアゲギャルなDAISY LOVERS、清楚でおしゃまなpom ponette、どれも可愛いのですが、私アヅマの心をブチ抜いたのはラブリーでメルヘンなmezzo piano。

ほしい…ほしいよ……
ほしいよ~~~!!!

しかしながら、ナルミヤのお洋服は割と1点単価がお高め。田舎の小市民にはポンポン買える金額ではなく、記念日にトップスや小物を買ってもらえる程度でした。でも、ウレシカッタナア………💘


■中学生:下妻物語と小悪魔agehaに撃ち抜かれ、妄想の海を泳ぐ

人間って14歳の時にハマってたものに一生引きずられるって言いますよね。
本当に当たっているなあと思います。
時は2004年5月、中学1年生だったアヅマに衝撃を与えたのがこちらの映画。

画像はAmazonよりお借りしました

嶽本野ばらちゃん原作、中島哲也監督の「下妻物語」。
映画が公開になる少し前から「世にはロリータ・ファッションというものがあるらしい」と伝え聞いてはいたのですが、こんなに、こんな~に可愛いこと、ある……?!?!

本当に物理で泡を吹くかと思いました。
原作本とDVD(勿論スペシャル☆エディションの方です)を光の速さで購入し、どちらも擦り切れるんじゃないか?という位見返しました。台詞もほぼ全部暗記しています。
ここから嶽本野ばらちゃんの他の著作にも手を出し、KERA!やゴスロリバイブル等の雑誌も毎月律儀に買い、穴があくまで眺めていました。

しかし、ロリータファッションに胸を鷲掴みにされたからといって、ギャルに対する憧れも消えたわけではなく。毎月eggやRANZUKIも読み漁り、強めギャルたちの動向をチェックするのも忘れませんでした。
また、2005年には更に(私の)歴史を揺るがす出来事がありました。

画像はAmazonよりお借りしました


小悪魔ageha、創刊…!!!
ギャル雑誌の中でも夜職の女の子に焦点を絞っていたのも(当時は)めちゃくちゃ新しかったですし、ただ単に「カワイイ」服や髪型・メイクを紹介するだけじゃない、夜職の女の子達のバイブルとなるような独自性のある特集を組んでいて、マジで「なにこれ?!?!」っていうような雑誌でした。

(当時の)eggやRANZUKIと違い、agehaは焼かない白ギャルちゃんも多く登用していて、いわゆる「姫ギャル」と呼ばれるファッションが得意でした。
特に、当時「名古屋嬢」と呼ばれていた、ぱっつん前髪+モリモリ縦ロールの盛り髪スタイルに、アイラインを強調する濃いめのメイク。
"フェミニン”を煮詰めに煮詰めた結果、男ウケを無視するまで華美&豪華になったカッコ付きの"フェミニン”なファッション。私はこれがシビれる程好きだったのですが…

そのど真ん中にいたのが、JESUS DIAMANTEです。

画像はオフィシャルブログよりお借りしました

ロリータファッションとはまた別のベクトルではありますが、私はこういう「自分のためだけに装っている」ことが丸わかり、かつ「装飾過剰」なファッションがだ~いすき🫶

じゃあ、私アヅマも当時彼女たちと同じようにロリータ(or姫ギャル)街道を爆走していたのか?というと、答えはNOです。

私が住んでいるド田舎は、下妻物語の舞台である茨城県下妻市よりも更に更にド田舎。その辺を歩いている人は全員知り合いでしたし、バイトの面接に行けば、苗字を名乗った時点で「あら~、●●さん家のお嬢さんね!」と身元がバレてしまう始末。ロリータファッションや姫ギャルファッションで街を歩いていたら、「●●さん家のお嬢さんがおかしくなった!」と遠慮なく写メ(写真じゃなくてね、写メです)を撮られ、町中で画像がチェーンメールよろしくたらいまわしになることは間違いありません。

それは、地元では致命傷というか、1回やらかしたら修復不可の超特大ダメージなのでした。
かようにして他人の目をビクビク気にしながらこぢんまりと「許される範囲でのお洒落」を楽しむしかない日々だったからこそ、ご意見無用でロリータ(or姫ギャル)街道を爆走する彼女達はとってもとっても眩しい存在でした。


ちなみにあまり詳しく触れてはいないものの、いわゆる「青文字系」と呼ばれていたZipper・CUTiE・FRUiTSも大好き。こちらも毎月雑誌を切り抜いて、スクラップブックを作って眺めていました。
なんでもいいけど、雑誌買いすぎでは。

とにもかくにも、私は毎月大量の雑誌と煩悩に埋もれながら、いつもため息をついていました。


東京に行ったらVivienne Westwoodでロッキンホースバレリーナを見て、6%DOKIDOKIでキラキラのアクセサリーを買うんだ。ラフォーレ原宿に行ってBABY,THE STARS SHINE BRIGHTとEmily Temple CuteとAngelic PrettyとInnocent Worldも見るでしょ。あっあとCANDY STRIPPERとマルコマルカも見たいな。LIMI feuとMILKも憧れだから行ってみたいけど、さすがに敷居高いな~。高円寺に行ってSpank!とDelilaHも見てみたいけど、緊張するな~。
はあ…JESUS DIAMANTEに行ったら生のけいこちゃん(※当時の東京店店長さん)にも会えるのかな……?

毎日毎晩BABY,THE STARS SHINE BRIGHTとJESUS DIAMANTEのホームページを覗き、初代iPodで銀杏BOYZとマキシマムザホルモンを爆音で聴きながら、地方の街で東京への憧れをギトギトになるまで煮込み続けていた私。

じゃあ憧れは全部憧れのままだったのか?というと、一つだけ例外がありました。
この地元で中学生が買える唯一のお洒落アイテム、それは…

画像は公式HPよりお借りしました


なんと!近所のしょうもないローカルスーパーにも、SWIMMERの雑貨を取り扱う一角があったのです…!
これが当時地元中学生の間でどれほどありがたかったことか。
ZipperやCUTiEに載ってる雑貨が、地元で買えるなんて…!!!


アヅマが当時持っていた財布は、こんな感じの総柄の三つ折り財布。

画像は公式オンラインストアよりお借りしました

当時地元の中学生の間では、SWIMMERの財布を持つことが一種の通行手形というか、「私はお洒落を解しておりますよ」という暗黙のメッセージだったように思います。


■高校生:PARCOのヤングフロアで電卓を叩く

別に暗い話を進んでしたい訳ではないのですが、ダメ人間の父としっかり者の母は私が生まれてから早々に離婚をしています。
何十年前、しかも田舎で母子家庭への風当たりは強く、偏見を持たれることもしばしばありました。

特に批判・嘲笑の対象となりやすいのが「服」。やっぱりパッと見で分かりやすいですからね…。しかも私は制服高ではなく私服高に進学していたため、毎日「馬鹿にされない程度にちゃんとした私服」で登校する必要がありました。

母はめちゃくちゃな締まり屋でしたが、とにかく「服」を理由に私が馬鹿にされることだけは防がねばならぬ―――ということで、私は数カ月(3〜5ヶ月)に1回、母から貰ったおこづかいとともにPARCOのヤングフロアに放り出されていました。


母の月収は当時12万円でした。

数カ月に1度とはいえ、月収12万円の母が私の服飾費に5万円出すのはどう考えてもやり過ぎです。でも母は私が毎日BABY,とDIAMANTEの公式HPを隅から隅までチェックしているのを知っていましたし、母自身にも「母子家庭だってだけでナメられてたまるかよ、定期的に子どもに新しい服買えるくらいには稼いでるって証明してやんよ」という気持ちがあったのでしょう。

こうした母の施策により、私は限られた予算の中でいかに自分の好きな服を手に入れるか、頑張ってやりくりするようになりました。追加購入のチャンスはないので、試着にも貪欲になります。セール情報にも詳しくなるし、服そのものの品質も厳しくチェックするようになりました。


田舎のPARCOとはいえ、好きな服を買ってめいっぱいお洒落するのは楽しいものです。
母の漢気のおかげで私の「ファッション楽し~い❣」という気持ちはすくすくと育ってゆき、ぼんやりと「将来の進路もファッション関係がいいな~」と思うようになりました。

ちなみに当時のバッグについて思いを馳せてみると、当時の高校生の間で「通学バッグ」として流行っていたのはこんな感じ☟のクリアケースでした。

引用元:https://www.rakuten.co.jp/hellobungu/

私はあまのじゃくなので、「皆が持ってるならクリアケースは持たない!」と宣言し、あえてモノクロのトート型リュックで通学しておりました…🐙
そういうとこ、マジで一生変わらんなと思っております☕

こんな感じのやつ☝
引用元:https://tipicurren.com/


財布は憧れのVivienne Westwood💘
もちろん地元のPARCOにはVivienneは出店していなかったので、ネットオークションにガチ粘着して手に入れたものです。

まさか以後12年間も使うとは当時は思ってもみなかったのですが、人の好みって変わらないからね…!別記事でも記載しましたが、非常に思い出深い財布です。


■大学1年~4年:東京・匿名性大満喫

さあお待ちかね18歳、進学でございます!!!
もはや言うまでもないことですが、進学先に選んだのはもちろん🗼東京・TOKYO・トーキョー🗼でございました。

ギラギラの派手色リュックに夢を詰め、待望の1人暮らしを始めたのです。

こんな感じのやつ☝
引用元:https://item.rakuten.co.jp/your-sales-shop/2b6lyq84yt/


先述の通り「プライバシー・ZERO」のド田舎で暮らしていたものですので、東京での暮らしは快適 of 快適に過ぎました。

道を歩いてても、誰も私のことを知らない!!!
人とすれ違う時、上から下までジロジロみられることがない!!!
大学に行っても、人が多すぎて知り合いに会わない!!!
何時に家を出て何時に帰っても誰も何も言わない!!!
誰も私のことを気に留めていない!!!



奨学金とバイト代で学費と生活費を賄っていたので、生活はカツカツで余裕はありませんでした。

でも、電車に十数分揺られればKERA! やZipperに掲載されていたショップに簡単に行けるのです。これを最高と呼ばずしてなんと呼ぶのか。
私の進学先はゆる~~~い文系学部でしたので、平日授業のない日は常に原宿に入り浸っており、大好きなロリータ・姫ギャル・青文字系ファッションを日々謳歌しておりました。

皆が思い思いのファッションで街を歩いているのを見て、私は「あれもいいな、これもいいな…!」と、どんどん自分の中の「好き」を増やしていました。
森ガールもかわいいし、青文字系の服に派手髪もやりたい。メイクはage嬢みたいに濃いめが好きだし、なんだかんだいいつつ赤文字系(当時のCanCamとかね)も気になるな~。

こうして無秩序に「好き」を増やしたせいで見た目はどんどん散らかっていったのですが、なんでも自由に着られるのは本当に楽しかったです。


当時持っていたバッグで印象的だったのは、SAMANTHA VEGAのフリルバッグでしょうか…💘
当時の彼氏に「"誕生日にサマンサのバッグを贈られる”っていう女子大生っぽいことがしたいんだ!やってくれ!頼む!!!」とお願いし、渋々承諾してもらった記憶があります🍵

☝こんな感じのデザインでした
引用元:https://www.samantha.co.jp/

全然サマンサのバッグを持つような見た目をしていなかったのですが、な~んかほしかったんですよねえ……ミーハー…!!!


さて、ここからは実際の画像を含む記述になるため、僭越ながら有料マガジン内に格納させて頂きます🙇‍♀️
このテンションでずっと個人的な振り返りが続くので、読まなくても特に支障はありません✌


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自分のファッションの棚卸しをしていくマガジンです。 実際の所持品やコーディネートの画像を掲載するため、身バレ防止の意味で有料マガジンとしま…

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