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【読書感想】努力は人を裏切らない!自分で現実を変えた経験は「人生の土台」になる!

私は初心者野球少年~正しい努力を継続することがいかに重要か分かる実話~/のみや

 

<著者紹介>「週刊Kindle作家」のみやさんの著作です。ご自身の少年時代の実話をもとにした「自伝的小説」です。

 

※この記事は約4000文字、だいたい8分で読めます。

 

 

〇理不尽で残酷な「現実」

「え?サッカー部が、廃部…?」

小学生の「のみや少年」を絶望に追いやったのは、あまりにも残酷な「現実」でした。

小学二年から始めたサッカー。

足が速く運動神経がよかった「のみや少年」は、
地元では、ちょっと知られた存在でした。

 

中学、高校とサッカーを続け、あわよくば、テレビ中継でゴール!!

そんなシーンを夢見ていた彼にとって、
突きつけられた現実は残酷としかいいようがなかった。

 

進学予定の中学校のサッカー部が、廃部になったのです。

 

夢を簡単にあきらめることができず、ひとり苦しむ「のみや少年」。

それでも、現実を受け入れ、友だちがやっていた「野球部」に入ることを決断するのでした。

 

 

 

〇「逃走」と「闘争」

同学年の「野球経験者」にまじって守備練習。

 
友達が簡単にやっていることが自分にはなぜかできない。
 サッカーではバカにされたことがなかった私は、屈辱で仕方がなかった。

<引用>

  

つらい現実に、何度もこころが折れそうになる。

  

「このままではダメだ」
「こんな生活、嫌だ」

<引用>

 

 人は、つらい現実を目の前にすると、
ふたつの選択肢を用意するといいます。

 

ひとつは「逃走する」

現実から目をそらし、なんとか、なかったことにしようとしてしまう。
ようするに、逃げてしまうのです。

 

そしてもうひとつは「闘争する」

目の前の現実から逃げることなく立ち向かい、自分自身と闘い、
努力によって未来を切り開いていこうとします。

 

困難な場面でどちらの「トウソウ」を選ぶのか…。

 

のみや少年は、つらい現実から目をそらすのではなく、
立ち向かっていくことを決意します。

なぜ、彼はがんばることを選んだのでしょうか。

わたしは、小学生時代の「サッカー経験」がカギだと思いました。

彼は、「自分の努力やがんばりで、望んだ結果が出せる」ということを
すでに学んでいたのだと考えました。

 

一度でも、努力が実を結び、最後までやり切った!という経験があれば、
それをステップにして、ほかのことでもがんばってみよう!と思えるのでしょうね。

結果として、サッカーは断念せざるを得なかったけど、
その経験は、決してムダではなかったのです。

 

※※※※※

 

わたしはいままで、
こういう場面ではいつも「逃走」を選んでしまっていました。

 

自分と向き合い、現実と向き合い、

「自分の力で、現実を理想に近づける」

ということから逃げてきたのです。

一度でも逃げてしまうと、今度もまあいいかと
「逃げグセ」がついてしまいます。

そのことが
どこかに引っかかりを感じ、
いつしか違和感になっていきました。

 

そのことに気づいてから、

 

夏休みの宿題を、いまごろやり始める小学生のように。

 

やらずにいた「人生の宿題」に手をつけ始めました。

 

 

 

〇人生の「師匠」と出会う

「今のままでいい、もっとがむしゃらにがんばれ」
 なぜだかわからないが、思わず涙がボロボロとこぼれ落ちる。
 野球をやるようになって初めて誰かに褒められたのだ。
 

<引用>

のみや少年が、がんばれたのはもうひとつ理由がありました。

 

自分のことをよく見ていてくれ、理解してくれる存在があったからです。

 

そんな人に褒められれば、がぜん、やる気が出ます。

 

「のみやの今の目標、言ってみろ」
 (略)
 「市の選抜チームに選ばれることです!」
 
言えた。ついに言えたのだ。
自分の口から初めて言えた。
 
「おー、いいな!」
「言ったからには有言実行しろよな」

<引用>

 

心に秘めた想いを、
はずかしくて言えなかった本心を、

 信頼している人にちゃんと言えたこと。

 

「師」と目標を共有できたことで、
のみや少年の「努力」は
ますます磨きがかかっていきます。

 

 

信頼する先生。尊敬するメンター。

 人生は、だれと出会うかで決まる。

出会った「師匠」と
想いや目標をひとつにし、
二人三脚で困難を乗り越えていけばいい。

 

「この人が言うなら、間違いない」

 

損得や利害関係ではなく、
信頼関係でつながっていれば、

 どんなにつらいことでも、
素直にやってみようと思えるのですね。

 

 

 

〇正しい努力をしよう!

 

「自己流でうまくなれるわけねーだろ!」
(略)
「上手い奴はな、みんなプロのマネしながら練習すんだよ」
(略)
私は「はっ!」とした。
(略)
そもそもボールを打つ時の「原理・原則」を全然理解していなかったのだ。

<引用>

 

ただ努力すればいいというものではない。

 

「正しい努力」が必要なのです。

 

のみや少年は、プロの打撃フォームを「完コピ」できるまで
徹底的に研究します。

 

先輩を見て、「どうして上手くいっているのか」を考えることで、
少しずつ結果に結びついてきます。

 

「自己流」「我流」で突っ走っていませんか。

うまくいかない方法をやり続けていても、
結果には結び付かないのです。

そのうちチカラ尽き、継続できなくなってしまうくらいなら。

努力なんかムダだとあきらめてしまうくらいなら。


結果を出してる人に教えてもらって、
そのやり方を継続していきましょう!

 

だれかの真似をすることは、決して「負け」ではないのですから。

 

 

 

〇努力は必ず報われる

練習することが楽しい。
いや、正確には結果が出ることが頭で理解できたから、もっと練習したくなっている。

<引用>,


結果が出始めると、練習が練習でなくなる。
努力が努力でなくなる。

ここにくるまでに、たいていの人が脱落してしまうのです。

 

 

努力は必ず報われる。

 報われるまで、努力し続けないから、結果が出ない。

 結果を出している人は、結果が出るまで努力し続けている。

 

そんな、単純で当たり前で、なによりいちばん難しいことを
のみや少年から教わりました。

 

「結果」とは、
なにも、成功や目標が達成されることだけではないです。

 

「レギュラー入り」「優勝」「合格」…

 

わかりやすい結果が手に入らなくても、
努力をすれば、した分だけ「成長」している。

 

次の目標が見つかったとき、
「同じように、がんばればいいんだ」と
自分を応援してくれる。

 

つらくて あきらめそうになったとき、
「あのとき、がんばれたんだから」と
自分を支えてくれる。

 

自分で現実を変えた経験が「人生の土台」になるのです。

 

しっかりできあがっていない「土台」のうえに
どんなに積み上げても、

 やがてそれは、崩れてしまう…。

 

 

わたしは、つらい現実から逃げたことで、
自分を成長させる機会を
みずからの手で摘み取っていたんだ…。

 

しっかりとした「土台」をつくる。

 

そのことを怠っていたから
どんなにがんばっていても、生きづらさを感じたままだったんだ…。

 

 そのことに気づかされました。

 

 

 

〇まとめ

1)「「逃走」と「闘争」

困難な場面でどちらの「トウソウ」を選ぶのか。

 

2)「この人が言うなら、間違いない」

自分のことをよく見ていてくれ、理解してくれる存在に気づこう。

 

3)正しい努力をしよう

ただ努力するのではなく、正しい努力をするのが大事。
まずは、「お手本」を真似してみよう。

 

4)努力は必ず報われる。

努力をすれば、した分だけ「成長」している。

 

 

きちんと本質を理解しなければ
「正しい努力」がなんなのかは、わからない。

  

この本は、単なる「サクセスストーリー」ではなく、
「努力」というものの「本質」を語ってくれている、そんな本です。

 

のみや少年の、
ひたむきな努力が引き寄せた「結果」が気になる方は、
ぜひ、本書を手に取って読んでみてくださいね。

 

 

私は初心者野球少年~正しい努力を継続することがいかに重要か分かる実話~/のみや

 

※Kindleアンリミテッド会員は、追加料金なし(つまり無料)で読めます!

 

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