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【やってみた】チェロの体験レッスンに行ってきたら、学びがありすぎた話

先週末、
バイオリンレッスンの空き時間に
チェロの体験レッスンに参加してきました。

バイオリンについてはこちらの記事からどうぞ(^-^)

バイオリンやってるのに、何でチェロまでやろうと思ったの?

ひとつは、
いろんな楽器に触れる機会がなかなかないので、
単純な興味本位です。

もうひとつは、
オーケストラなので、
本格的な合奏が始まったときに
他の楽器の持ち運びや維持管理の大変さとか
体力的な苦労とか、音の出し方や響きなど、

自分の楽器だけわかってるより、
他の楽器のことも多少は知っているほうが
いいんじゃないかなぁと思ったからです。

というわけで今回はチェロの体験レッスンです。

※この記事は約3000文字、だいたい6分で読めます。

体験前のチェロのイメージ
○バイオリンより大きくて重そう。
○座って弾くので楽そう。
○低い音がカッコいい。
○両ひざで挟んで演奏する。
○弓の動きが床と平行なのでバイオリンより簡単そう。

ところが
実際はそんなに甘くなかったのです…

〇チェロの大きさに圧倒される

まず大きさですが、普段からバイオリンに見慣れているせいか、
ものすごく大きく感じました。サイズ的には倍くらいになります。

黒いソフトカバーのケースに入っていたのですが、
その姿はまるで巨大なカブトムシ。

ファスナーを下げ、そのカブトムシを脱皮させると
中からさらにリアルなカブトムシ出現!
想像以上の大きさに只ただ圧倒されました。

でも大きさの割には意外と軽く、
その辺はバイオリンと同じですね。

まず、持ち方。

椅子に浅く腰掛けて足は軽く開き、足の間に楽器を入れます。

エンドピンという棒を伸ばして床に固定し、
左膝の内側と胸部の三点で固定します、

両ひざでぎゅっと挟むイメージがあったけど、
左膝で軽く支える程度なのですね。

あらかじめ指板にテープが2ヶ所貼ってあったので、
そこを左手の人差し指と小指で押さえれば音程がとれるので、

「あ、これは楽でいいな」

と思ったのです。

〇思わぬ激痛と闘うハメに…

ところが、
やってみたら、指をめいっぱい広げても全然届かない。

さらに、
油断するとすぐに小指が人差し指に近づいて、音程が下がってしまう。

そしてなにより、
低音部を演奏するので、チェロはバイオリンよりも弦が太い。

特に一番低い音が出るC線は
細めのパスタ、カペリーニくらいはあるかな。

さらにコマの高さがあり弦の張力も強いので、
弦を押さえる力も相当必要になるのです。

バイオリンの一番太いG線でも押さえるの大変なのに、とか、
一番細いE線は細すぎて指の肉に食い込むから
手荒れなんかしたら最悪だよね、
とかいうのとは違うレベルの激痛

バイオリン初心者は
小指を使って演奏することはほとんどないので、
すぐに普段使っていない小指が悲鳴をあげました。

そして、右手で弓を持つ。
持ち方も少しだけバイオリンと違う。

腕全体を使って大きく動かす。
しっかり力を入れて真っ直ぐ横に弾く。
これが結構キツイ。
すぐに腕が疲れてきました。

そして、振動がすごい。

バイオリンを弾くとアゴに振動を感じるので、
もしかしたら二重アゴが解消されるかも…と
ひそかに期待しているのですが、

チェロ演奏者は、その振動で間違いなく痩せていくと思うんですよ。

どうですか、チェロダイエット(笑)

〇音を出すだけで精一杯

そんな左手激痛、右手激疲れの中、
早速曲を弾いてみましょう!ということで、
定番のきらきら星を弾くことに。

この曲はバイオリンでも最初に習ったので、
指使いは難なくできたのですが、
まともな音が全然出なくて。

「もっと強く、力入れて弾くとチェロっぽい音が出ますよ〰」

と先生からのアドバイス。

相当力入れてますけども(^_^;)

プロでもアマでも、
チェロ弾いてる人の動画見てみると、
難なく さらーっと弾いてるように見えるので

勝手に「なんか簡単そう」とか、
なんなら「出来そう」とか思っちゃうけど、
そんなわけない。

なんでもそう。

プロとか、本当に上手な人とかは
難しいことを さも簡単そうにササッとこなす。
楽器に限らず他の芸術でもスポーツでも
なんでもそうなんですよね。

まわりから見ているだけだと、
自分の思い込みや勝手なイメージで決めつけてしまうけど、

やってみなければ わからないことがある。
やってみて 初めてわかることがある。

まだまだ たくさんあるんだろうなぁ(*´-`)

〇意外な収穫?

ただ、ちょっと意外な収穫がありました。

私はバイオリンを弾く時、
弓を持つ右手の小指に力が入ってしまい、
度々注意されるのですが、

チェロを弾いているうちに
小指の力を緩めても安定して弓を動かせる感覚が
わかってきたのです。

もし
わたしと同じように、右手の小指に力が入ってしまう人は
機会があればチェロを弾いてみることをオススメします(^-^)ゝ゛

〇あっという間にレッスン終了!

45分のレッスンが終わり、
楽器を綺麗に拭いて丁寧に元のケースにしまう。

ちょっとだけ、ケースにしまったチェロを背負ってみたら、
なんか、
結構大きなこどもをおんぶしているみたいだなぁと思いました。

バイオリンの演奏が、
生後半年くらいの赤ちゃんを
腕に抱いてあやしているお母さんだとすると、

チェロの演奏は
甘えてくる小学校低学年のこどもを抱きしめて
ヨシヨシしているお父さんみたいかな。

そういうイメージが頭の中に浮かんだとき、
なんだか心の中に暖かいものを感じて、
ちょっと幸せな気持ちになれました。

楽器が大きくて大変だけど、
チェロにしか出せない低い音の響きは心地よく、
とても魅力的で素晴らしいと思いました。

体験レッスンはあともう一回できるので、
今月末にも行ってきます。

そして、
講師の先生の都合がつき次第、
ビオラやフルートの体験レッスンもやるようなので、
そちらも参加してみようと思います。

〇まとめ

○バイオリンより大きくて重そう。
→大きいけど、見た目ほど重くはない。

○座って弾くので楽そう。
→決して楽ではない。慣れるまでは姿勢を維持するのが大変。

○低い音がカッコいい。
→振動がすごくてびっくりする。

○両ひざで挟んで演奏する。
→両ひざではなく、左のひざと胸とエンドピンの3点で固定する。

○弓の動きが床と平行なのでバイオリンより簡単そう。
→力を入れて一定のスピードで弾くので、腕が疲れる。
疲れてすぐ弓が曲がる。

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