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【読書感想】やっとみつけた優しさの源流!人生をコンプレックスで切り取ったら明るい未来しかなかった!

脱毛症になってよかった!: コンプレックスに"負けない"人生の歩み方/しゅーぞー

 

<著者紹介>
「kindle」×「Twitter」と言えば…でおなじみのしゅーぞーさん。
ランキング1位、ベストセラーを連発する「売れっ子作家」さんです。

本書は、著者の半生を「コンプレックス」で切り取った自伝本です。


 19歳という若さで
「汎発性脱毛症」(はんぱつせいだつもうしょう)になってしまった著者が、
苦しみ葛藤しながら自分のコンプレックスと向き合い、
どん底の絶望で見つけた一筋の光とは…。

っていうか、そこまで重くないです(^^;

 対話形式で、ポップに明るくカジュアルに
サクッと読めます。

 …コンプレックスと向き合い、
明るく生きていくための
「気づき」が詰まった本です。

 

※この記事は約3500文字、だいたい7分で読めます。

 

 

〇事件は会議室で起きてるんじゃない!ネットの掲示板で起きてるんだ!

 

命に関わるわけではないけれど、
見た目が変わってしまう「脱毛症」

 それだけでも
こころに与えるダメージは計り知れないというのに…。

 なんと
「ネットで炎上」「掲示板で叩かれる」

 という、
大災難に見舞われてしまいます。

 学校内で『アンチ』に見張られ、
逐一さらされる…。

 普通の人は耐えられないと思うんですよ。

これはキツすぎる!
人生オワタ\(^o^)/

 そう思っちゃっても仕方ない状況。

 それでも、うつや引きこもりにならなかったのは、

一緒になって笑ってくれる友人の存在が本当に大きかったな~と今になって思います。

<引用>


友人、仲間、まわりの人…

 理解してくれる人に出会えたから。
たくさんの人に支えられたから。

 

よかったね~。

しゅーぞーさんは、いいひとに恵まれて。

 

よかった。よかった。

 

 

 

 

でも。

 

…本当にそうかな。

 本当にそれだけなのかな…。

 

 

〇本当に伝えたいことはそれか

著者は運が良かった。
たまたま人間関係に恵まれていた。

 そこで終わりにしてはいけないんじゃないの?

 著者が本当に言いたかったことは、そんなことじゃない。
もっと大事なことがあるはずだ。

 

 なぜ、友人が支えてくれたのか。
なぜ、理解してくれる仲間がたくさんいたのか。
なぜ、まわりの人が見守ってくれたのか。

 「脱毛症」以前の、
著者の人となりや考え方にヒントがあるはず。

 最初から読み直す。

 どこかにあるはずだ。

 必ず書いてあるはずだ。

 

 そして、

あるページにたどり着いた。

 

 「あった……」

やっと見つけた…

 

 

〇やっとみつけた、やさしさの源流

 

第2章、全体の3分の1くらいのところに

それは書いてあった。

 以下引用。

 

しゅーぞー
(略)スキンヘッドが当たり前の時代がきてもおかしくないと思ってるくらいには合理的なヘアスタイルだと思ってますけどね。

インタビュアー
スキンヘッドをヘアスタイル言うな(笑)(略)

しゅーぞー
細かいなぁ~良いじゃないですか(笑)早く時代が僕に追い付いてほしい(笑)

まぁたまたまこういうメンタルの僕がかかってよかったな~と思ってます。

女性でもきつかったでしょうし、もう少し若くてもきつかったのかな~と…僕は運が良かったですよ。

 引用終わり

 

大学に行けばアンチにみはられ、
あることないことネットにさらされる…。

 そんなひどいめにあったのに、

 

「脱毛症」になったのが、
ほかの人じゃなくてよかった。

多感な思春期に発症しなくてラッキーだ。

 

自分がつらいときでも、
ほかの人を思いやることができる。

理不尽な目にあっても、
物事をポジティブにとらえることができる。

 

だから、

たくさんの友人に支えられるんだ。
いつも仲間に応援されるんだ。

今まで
著者の本を読んだり、Twitterなどで交流させてもらっていて、

やさしくてあたたかい、
気遣いと思いやりのある人だなと思っていました。

 

今回やっとその

「やさしさの源流」のようなものを見た気がしました。

 

 

〇「毛のない自分で生きていく」

最初、
この本のタイトル「脱毛症になってよかった!」を見た時、

 「いやいや、そんなわけないでしょ」

って思っちゃいました。(スミマセン…)

 

でも、

読み進めていくうちにわかりました。

 

つよがりでも
自分に言い聞かせるでも、

ましてや
あきらめようとしているのでもなく、

ただただ、
自分の運命を「受け入れた」のだと。

 

『神様は乗り越えられる人にしか試練を与えない』
みたいな話よくありますけど確かにそうなのかもな~って今になって思いますね。

<引用>

これは本当にそうなのかもしれないです。

 

わたしの次男には生まれつき重い障害があります。

その時にこの「神様は~」の話を聞き、

 

「そんな綺麗事はいいから!」

「わたしはそんな立派な母親になれないし!」

「神様も人選ミスをするんだな…」

 

って思ったものです。

 

でもいまは、

「次男にとってわたしが必要」なのではなく、

「わたしにとって次男が必要」だったのだと思っています。

 

この子がいたから

出会えた人、できたこと、気づけたこと…

たくさんあります。

 

 

突然の不運。思いがけないアクシデント。
理不尽なことに巻き込まれる…。

 

その真っ最中には考えられなくても、
そこから抜け出て振り返ってみると

 

「あぁ確かにそうなのかも~」って
思えるようになるんでしょうね。

 

誰の人生にも、
理不尽なことは起こるのでしょう。

傷つき、落ち込み、立ち直れない…。

それでもわたしたちは
立ち上がり、
前を向き、
歩き出すチカラを持って生まれてきている。

だからいま

「とてもそういう考えにはなれない…」
「そんな風に考えられないわたしはダメだ…」

って
自分を責めなくてだいじょうぶ!

 

たとえ時間がかかったとしても、
受け入れられる未来は必ずやってきますよ。

 

〇まとめ

 

著者によると、
この本は他の本に比べて
引くほど売れていない」そうです(笑)。

でも、kindle作家仲間からは評判がよく、
わたしもこの本が一番好きです。

書いている内容が有益かどうか、
再現性が高いかどうか、も大事です。

でも、
著者の半生を知ることで人となりが伝わり、
親しみを感じられれば、

読みたいテーマや知りたい内容だったから、というより、

「この人の書いた本だから、読みたい!」

という風になっていくと思うんですよね。

 

なので、
何冊も出しているベテラン作家さんこそ、
自分の人生を書いてほしいと思います。

いいじゃないですか。売れなくても(笑)

そういうの度外視で、
書きたいから書く!っていうのもアリじゃないですかね。

PS
この本がきっかけで、
著者のしゅーぞーさんは、
アメブロのオフィシャルブロガーになりました!!

おめでとうございます!!

 

一番売れてない本が引き寄せた大きなチャンス。
人生、なにがきっかけになるか、わかりませんね!!

 

※わたしもお世話になっています。
しゅーぞーさん主催のLINEオープンチャット

オープンチャット「Kindle出版『ゆると〜く』」

 


 

 

生きづらさを解消し、
本来の自分を取り戻すためには、

1)なによりもまず自分を深く理解すること。
2)自分を理解するために、他人の人生を知ること。

この両方が必要不可欠なのではないのでしょうか。

生きづらさを解消するために、
もっと他人の人生を知ってください。

「経験」「気づき」「考え」「学び」「生き方」

ほかの人の人生から学べることは、
思った以上にたくさんあります。

「コンプレックス」「黒歴史」「恥ずかしいこと」「失敗談」

みんな抱えて生きています。

 

そんな素振りを見せないで、平気な顔をしているから
わからないだけ。知らないだけ。

傷つくことが怖くて、人と深く関わってこなかった人こそ、
他人の人生を知ってもらいたい。

そのために個人出版のkindle本がおすすめ。

現状の個人出版の活用法としては、
一番有効なんじゃないかなと思います。

わたしの人生にも同じようなことあったかも。
似たような境遇なのに、どうやって乗り越えたんだろう。

対話するように本を読む。

自分事として本を読む。

わたしたちは、もっと人生を楽しんでいいんです!!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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ひとりでも多くの人が「 生きづらさ 」の原因に気づき、
自分の人生を歩き出すきっかけになってくれれば いいなぁと思い、
「 感謝 」と「 応援 」の循環を目指して
発信活動をしています。

応援していただけると、とっても うれしいです。

 

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