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あずきときなこのマンション購入録〜ホームインスペクターに価値はあるか?

こんばんは、あずきです。

あれよあれよという間に内覧会になりまして、こっそり行ってきました。なんかこう、ちょっとした小っ恥ずかしさがあり物件については非開示です。

で、初の試みとしてホームインスペクターに同行してもらったので、感想やらをさらっと書いてみようと思います。

ホームインスペクターとは?

ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場からまた専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。
米国では、州によって異なりますが、取引全体の70~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。
日本でも2000年頃にホームインスペクションが形作られ、新築住宅と中古住宅それぞれの流通において活用され始めており、一戸建て・マンション・賃貸アパート・店舗など幅広い建物種別で使われています。

https://www.sakurajimusyo.com/inspection/

要は、プロが欠陥などないか確認してくれるサービスです。今回は新築マンションですが、施工不良(水平確認や建具の建付けなど)、各機材の動作確認、床下や点検口内部の確認、傷・汚れ等の確認、など行ってくれたような感じです。

どこにお願いした?

↑の引用にもあるさくら事務所さんにお願いしました。ホームインスペクターとしては大手事務所という認識をしています。なお、値段は写真つき報告書無し(発見事項はその場で報告)で49,500円でした。物件価格に対して0.1%にも満たないですが、これを高いと思うか安いと思うか・・・はそれぞれだと思います。

実際、どうだった?

特段の異常は発見されず、傷・汚れ等も軽微でした。いわく「最近見た中で一番きれいに施工されていて、あまり指摘事項がないです」とのことでした。笑

で、アリか?ナシか?

全然アリです。特に僕みたいなずぼらな人にとっては。
そもそも我が家が発注を決めた背景は「ド平日に丸一日内覧会で潰れるのは結構キツいので、時短になるなら外注しちゃおう」というのが一番大きかったです。その点でいうと、傷・汚れのチェックをほぼ任せられるので、こちらはさっさと採寸してしまい、時短で終えられたという点は期待通りでした。この時点で元は取った。

ただ、実際頼んでみての「ホームインスペクターとしてのそもそものクオリティ」についても、期待以上に満足度が高かったです。
水平確認や建具等については、さすがに問題が発見されるとは思ってなかったので特に結論については「ですよねー」という感じでした。ただ、素人じゃみないような点検口内部等まで全部確認してくれるというのは安心感という点で良かったです。あと、一部の建具は住み始めた後できしみが出たりすることもあるので、しばらく様子見てね、みたいなアドバイスもあって丁寧でした。
傷・汚れについては、基本的に「どこまで指摘するかは人それぞれの部分が大きいので、重要そうなもののみ(基本的には自分でチェックしてね)」という期待値ではありますが、それでも「あーそんなとこまで見てくれるの」という僕の見落とし部分もしっかり指摘してくれました。これは僕が「言うて大手だしそんな変な仕事してないでしょ」という感じであんまり真面目に見てないことに加え、そもそも素人だからどういうところがポイントかよくわかってないのを補ってくれた、ということだと思ってます。
なお、内覧会あるあると思いますがほとんどの指摘事項は「このあと住めばどうせついちゃう傷でしょ」みたいなレベルではあります。ただ、第三者が見てくれて「現時点で大きな見落としはない」という安心感の価値は結構ある、というのが実際お願いしての感想でした。

頼まないほうがいい人は誰?

・大手不動産会社が開発して、大手建設会社が施工してるんだからそんな致命的な欠陥はないだろ、という期待値の人
・別に多少の汚れとか傷とかどうせつくんだから細かいこと言わんでもええやろ、という人
・逆に、どんな些細な汚れ・傷も指摘して完璧にきれいにしてほしい(その指摘を外注したい)という人(内覧会で100箇所とか指摘するような人)

1点目、2点目は今回のケースもわりとこれに当てはまるので、別にわざわざ連れて行かんでも・・・と思う人もいっぱいいると思います。なので本当にここはその人の価値観かな、と。逆に、戸建てを地元の工務店なんかに依頼して建てた場合とか、品質のブレが大きそうな場合には絶対頼んだほうがいいような気がします。
3点目のめちゃくちゃ潔癖な人については、もう自分で指摘するしかないと思います。

以上、ホームインスペクターさんのレビューでした。

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