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楽器ごとにいろんな面がみえる

同じ曲を色々な楽器でソロ演奏してみると、その楽曲の色々な面にスポットライトが当たる感じがすることがある。

単純に表現すると、トイピアノだと少し乾いた儚い感じやセピア色を帯びた感じがしたり、ピアノで弾くと少ししっとりした感じがしたりなどである。

アレンジによる違いもあろうということで、全く同じ楽譜で比較してみた場合もだ。最初に書いたようにそれぞれの楽器ごとに曲の違う面にスポットが当たる気がする。

人は多面体であるというが、楽曲もまた多面体であってどこから光を当てるかによって見せる形や表情が変わるように感じる。そして表現の仕方であったり、演奏する楽器の特性も加味したアレンジ術などで光の当て方を変えることができ、その曲の様々な面に光が当たるのである。その作業こそが、既成の曲を演奏することであったり、編曲することであろう。やはり曲という多面体の分析は必要なのである。

むろん、毎回毎回『なんかよくわからないけど偶然当たりました』というのも楽しいことではあるし、それはそれで良いのであるよ。

さて、もし、お家におもちゃのピアノが転がっていたら…。鍵盤ハーモニカがあったら…。その他の楽器があったら。。片手で何か知ってる曲を弾くだけでもきっと曲の違う面が見えて、新たな発見につながるかもしれないのだ。


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