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死者との会話AIについて

生成AIで死者を復活させるビジネスについて。
誰かやるだろうと思ったが、中国が一番乗りで行ったようだ。

ペットを剥製にするサービスは以前からあったが、会話できるというのは一線を越えた感じがする。
声や性格も本人同じであれば、死者が生きていると誤認するだろう。
Web会議のような感覚に近いと思う。
ネットでは「サービスの解約に躊躇しそう」という声もあり、納得してしまった。
死のショックから立ち直る前に利用した場合、サービス解約≒死を認めることになり、精神的ショックが倍増しそうだ。

しかし、死者との対話には強い需要があると思う。
発明王エジソンは霊界通信機の発明を行っていたし
最近流行りの『葬送のフリーレン』でも、旅の最終ゴールは死者と会話できる土地に行くことだった。
個人的には上記のサービスを肯定的に捉えて、新しいサービスを生み出して欲しい。

例えば日本では、お盆の時だけ会話できるようなサービスに活かしてはどうだろうか。
墓参りだけではなく、故人と会話できるようにするのだ。
1年の間に1日だけと期間を絞れば依存度も低いし、既存の仏教的価値観のDX化と言ってもいい。

また、マーターポート(空間撮影カメラ)によって、取り壊した実家や無くなった故郷をVR空間上に再現するのはどうだろうか。
お盆という伝統文化にアップグレードを施せば人々の死への向き方も変わってくるだろう。

とりあえず、名古屋・大須観音にある万松寺はDX化に積極的に取り組んでいるので真っ先に導入を検討して欲しい。

万松寺/水晶殿


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