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特別支援教育に否定的なあなたへ。

私が教育の仕事に始めて出会ったのは
大学生の時。

学習塾の講師をしていました。

これまでは、
教育を受ける立場でしたが
それが逆転。

最初は、毎日が新鮮であり
大変であり、でしたが、
だんだんと板書の仕方が上達したり
教え方も上手くなっていきました。

塾講師をアルバイトとして
ようやく板についてきた頃に
私は塾講師を辞めて、
小学校の教員になりました。


学習塾と公立の小学校。

「学習」と言う面では、
同じように思えるかもしれませんが、
全く別の世界だなと
私はずっと思っていました。


私が小学校教員になって
2年が経った頃、
ようやくあることに気づいたんです。

それは、
小学校の通常級の担任をしていては、
私は子どもたち全員の発達ニーズに応じた
教育を施すことができない、ということです。

私には一斉指導をする力量が
本当になかったんだなと
今でも思っています。

ですから、
もし、また教職に就くとしても
40人近くの子どもたちの
学級担任はきっと務まらないだろうと
そう思っています。


私は一斉指導とか個別指導とか
そういう授業形態に
こだわっているのではなく、
あくまでも一人ひとりのお子さんの
発達ニーズと将来の自律を見据えた、
そんな指導をしたいと思っています。

今の日本の教育で
私の希望を叶えるスタイルが
たまたま個別指導や
グループ指導であるだけなのです。


さて。

先ほど申し上げた通り、私は
「一人ひとりのお子さんの発達ニーズ」を
最も大切にした指導をしたい
のですが、
今の日本の教育では、それを
「特別支援教育」と
呼んでいる、と解釈しています。

保護者であるあなたの立場からすれば、
「障害がある=特別支援教育」という
イメージが強いかもしれません。

実は、それが逆だったら、
特別支援教育を「特別なもの」として
考えすぎなくて済むことでしょう。


ただ、残念なことに、
特別支援教育が
正しく理解されていない現状が
未だに存在します。

それは、
教育を仕事としている私たちにも
責任があると私は思っていますが、
そういうことも思いつかない
教員もかなりいる、というのも事実です。

ですから、本来であれば、
教員がその考えを再確認し、
誤りがあると気づいたら
考え方を正す必要があります。

特に公立学校の教員は、
そういう立場でありますよね。


前置きが長くなってしまいましたが、
今回は、特別支援教育を
特別に思いすぎている方向けの
記事を書いていきます。

就学にも役立つ内容ですので、
是非、年長組のお子さんの
保護者様にはお読みいただけたらと
思っております♪


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1.学校教育の概要を知ろう!

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