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自由律俳句始めました

【はじめに】
子どもの頃、本を読むのが大好きでした。
文字を書くことを覚えてから、物語を書くようになり、成長するにつれて小説を書くようになりました。
それからラノベのようなもの、児童文学小説を書いて同人誌に投稿したりと文章を書くことを続けていたのです、しばらく書くことから離れておりました。
大人になって俳句を本格的に勉強をしていた時期がありました。
NHK生涯学習教室通信講座『はじめての俳句』を受講後に『俳句入門』と『俳句文法のツボ』を修了してから7年余り経過しました。
今日まで興味がいろいろ変わってしまい、noteを通してショートショートにも夢中になったのでした。

そして、ここ最近、自由律俳句というものがあることを知りました。
定型型の俳句と違って季語や五七五の基本ではなく、短い文章の中で思いや気持ち、感覚を表現するようなのです。
ネット検索したら「一行詩」という表現も見かけました。
noteにも投稿作品があることを知り、いくつかのクリエイターさんのページを回って拝読いたしました。
まだ自由律俳句の何かがつかめないけれど、少しずつ挑戦してみたいと思っています。
3月から書きためた自由律俳句とnoteの記事にしたものを掲載します。

「日々の記録1」

ゴミの分別ができる、できない人との差は何だろう

テフロン加工の内釜に残るひと粒のご飯が なかなかしぶとい

「石焼き芋~」声がしてから外へ出ても間に合わず

パレイドリア現象の空とにらめっこする

日本語吹き替えの違和感は俳優の顔と声質の違いかも
(とある外国映画の吹き替え版をテレビで見て)

味噌汁を食べたくなるから朝食は和食

衣類のタグピン外しは心配とイライラの根源

「厄年」は体調変化の節目と実感の今年

何度引いても「凶」の神籤 「吉」が出て歓喜する
(浅草寺の御神籤は凶が多いと聞く。
行くたびに御神籤を引けば凶ばかり。ある日、吉が出ました)

「駒形どぜう」の暖簾をくぐる日は癒し


∵ ∵

菜の花

「3月を詠む」



「4月を詠む」


ドクダミ

「5月を詠む」


紫陽花


「6月を詠む」

∵ ∵

「日々の記録2」

初めて食す薬膳台湾料理に芯から温まる

スマートウォッチとスマホアプリが食い違う日がある

「空気を読む」より「空気を見る」のが好き

鯖の水煮缶の旨味を知るお年頃になれた

パカっと心地よい音を立てて缶詰を開ける

未央柳(びようやなぎ)の咲く家 濃い黄色が目に焼き付いて

海外の人が日本酒の良さを語る日が来た

河川敷の定点カメラに人ではないものがありそうな怖さ

湿気と埃っぽい臭いがする 雨が降る予兆

MRI検査中の音は宇宙船を想像させる

∵ ∵

【終わりに】
今年の3月からnoteに詠み始めた自由律俳句です。
1行日記のように綴っていく楽しさも覚えてきました。
これから先、続けて行けるように日々鍛錬していきたいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。


#創作大賞2023
#オールカテゴリ部門


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