こんばんは。

大学の秋学期の授業・課題も終わり、ようやく春休み！ちょっと羽を伸ばしたい・・・２日間ほど、九州のとある場所へ旅行に行ってきました。

今回は、ホテルは素泊まりプラン。自分で夕ご飯や朝ご飯は手配をすることにしました。朝食が取れるお店を検索していると、凄く気になるお店が。ここにしよう！

場所はかなり田舎です。山奥まで、迷いながらドライブ。お目当ての喫茶店をやっと発見しました。

お店に入るなり、ママさんの笑顔。そして、意外にもお客さまは高齢の男性ばかり。ひのき造りの店内は、森の中に来たかのような優しい香りで落ち着きます。

いざ、モーニングを注文。まず初めに酢の物とサラダが３品も出てきました。野菜たっぷり！そして、このサラダのドレッシングがまた全て違うお味で絶妙です。ママさんにお尋ねすると、ドレッシングは全て違う味にして、毎日手作りしているとのこと。酢は３、４種類もブレンドされているそうです。

「ここは田舎だからですね、常連さんが毎朝、モーニングを食べに来られるの。だから味に飽きるでしょ。飽きさせないために、毎日サラダの品もドレッシングも変えて提供しているんです。」

「男性のお客さんが多くてね。特に、独り者のおじさんが多いかな。そのおじさんたちの健康を、私がお預かりしているんですよ。幸せなことをさせてもらっています。」と艶やかに輝く笑顔で、ママさんは語られます。

20年ほど東京で暮らされ、そのあと地元に戻って喫茶店を始めたというママさん。ひのきの店舗は、大工さんのご家族が一から造ってくれたそうです。とにかく、なんとも言えぬほっとする空間で、私たちはおいしいモーニングを気持ちよくいただくことができました。分厚いトーストもコーヒーもおいしかったなぁ。

作り手が食べる人のことを想って作る料理は、なぜだか特別に美味しく感じたり、癒されることがあります。さらに、笑顔で出してくれたら、なお嬉しいものです。

この喫茶店に、常連さんが毎朝来られる理由がよく分かりました。
料理には思いやりが現れ、場の空気感にはそこにいる人の人柄が現れます。

大切におもてなししてくださる素敵なママさんとの出会いは、本当に特別なものでした。私の旅を、一層豊かなものにしてくださりありがとうございました。

＊今日のひとこと＊

誰かにやさしくしている人のところに行くと、私も誰かにやさしくしたくなる。