"Just becase.... it doesn't mean...."
InstagramやTwitterを見ていると、時々とても素敵なものが流れてきます。音楽だったりダンスだったり文章だったり。
最近、こんなツイートを見て、素敵だなと思い、英語学習に関しても思うことがあったのでシェアさせてください。
assumption : 憶測、思い込み(証拠もないのに決めてかかること)
これを見て日本人の英語学習の観点で思ったことが三つあります。
1 生きた英語に触れることが大切
2 難しい単語もPassiveでいいのでどんどん学ぶとよい
3 英語を話す時には英語の思考(文化)が必須
ここにある小学5年生のこどもたちの言葉にはハッとさせられますよね。表面の「英語」でなく中身に何を伝えようとしているのか、それを感じながら外国語に触れることができたら素敵ですよね。
だから、英語学習中でも、心の琴線に触れるような言葉(英語)に触れていくようにしたいなと思うのです。教科書のために作られたような文章では、心動かされませんから、勉強していても記憶に残りにくいものです。
assumption と辞書で引くと、C1レベル(英検1級くらい)の単語とあります。中学高校生では習わなないかもしれません。でも、たとえB1レベル(英検準2級くらい)の言葉をすべて知らなくたって、こういった大切な概念を先にどんどん学んでもいいと思うのです。
難しいとかレベルが高いとか思わず、本当の自分の身の丈にあった内容の英語に触れ、さらに自分を高める内容の文章を読んでいくのがいいと思います。
中学生以上ともなれば、いろいろな知識を持っていて考えもあります。そんな時に、いくら学び始めたばかりの外国語で文法や単語が簡単なものしかわからないからと言って、完全に幼児向けの内容や語学学習用につくられたものでばかりを使うのではなく、例えばその中身に自分が知らない知識が入っているものを選んでいきたいと思うのです。
最近とても知られるようになった「多読」による外国語習得の有効性についても、ここにも実はポイントがあるのではないかとひそかに思うのです。
つまり、絵本は、一見、幼児用、小さな子ども用であっても、大人でも心動かされるようなものがたくさんあります。使っている単語も自然で、「難しいレベルの単語だから」という理由で省かれることはなく、文脈上必要であれば、難しい言葉も出てきます。だから、難しいけれど大事なコンセプトを持った単語や、メッセージ、それらを丸ごと吸収することができる。だから、語学力がどんどんついていくのだと思うのです。そしてさらに語学力に留まらず、多様な学びを得ることができます。自己肯定感だったり、悲しみからたち直る力だったり。そういった、言葉という表面上のやりとりではなく、心の奥に感じるものがある方が、脳は記憶するものです。
話を戻すと、このGrade5、小学5年生たちの書いた文章は、アメリカ文化や英語という言語をよく表しているなとも思います。
Just because….. , it doesn't mean…..
ただ・・だからといって、 それが・・という意味にはならない
(前半は真実であるが後半はそうとは限らない)
"Just because he speaks English, it doesn't mean he is English."
"Just because it is the weekend, doesn't mean there is no work to do."
事実に基づいたただの文章であればそこまで印象に残らない構文ですが、「決めつけない」という観点で捉えると深い文章になりうるのですよね。
日本の英語学習者も、これに当てはめて自分なりの気持ちを表現してみたらどうでしょう?
"Just because I am tall, doesn't mean I play basketball or volleyball."
"Just because I don't look like Japanese, doesn't mean I speak English."
"Just because he doesn't behave very well at school, it doesn't mean he is a naughty boy."
いろいろあると思うのです。
そんな気持ちを顕してみると、きっと、英語がより自分の言語になっていくのではないかと思います。
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