徒然日記

「週一回、映画の日を決めて、映画館に行けたらいい」

 コロナのことが騒ぎになる前は、そう思っていた。

 スタバに寄りたい、と思うのを数回分我慢して、そのお金を映画代にまわすようにしていた。

 実際に、目当ての映画を見るべく、行動範囲も少しずつ広げて、名画座なるものの存在にも触れた。

 自粛期間中は、よく動画配信サービスを利用して映画を見ていた。

 しかし、この緊急事態の中で、仕事の後で映画を見たい、と思ってもなかなか難しいのが現状である。

 そんな中で、今日は、二か月ぶりになるだろうか、映画館に行けた。

 見たのは、ソフィア・コッポラの映画。

 彼女の作品は名前は聞いていても、見るのは初めてだった。

 ちょっとこの機会に、とも思ったのだが…

 仕事帰りに寄ったのがまずかったのだろうか。

 最初の30分、途中で意識が飛び、その後も物語に浸りきれた、とは言えなかった。

「これは…」

 うーん。

 見る人を選ぶ、というのだろうか。

 ウディ・アレンと同じく、監督の個性が確立されたタイプの映画と言うべきか。

 一回、作品の一つを見ただけでは、ちょっと入りにくい。

 二回、三回、と見る事で、わかる味もあるのではないか。

 あとは、私自身の映画を見る筋肉が落ちている、と言うべきか。

 どのみち、時間をおいてリベンジ決定。


 自分の「見る筋力」を、鍛えなおすには、どうしたら良いのだろう。

 やはり、場数だろうか?

 あとは、こうして少しずつでも書き続けて、インプットに充てられる容量を増やすことだろうか。

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