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母の日のお花

母の日が終わって1ヶ月ちょっと経ちます。
昨日は父の日でしたね!

毎年、母の日にはギャラリー『Hasu no hana』さんと
パン屋『365日』さんの姉妹店のレストランカフェ『15℃』さんで、
母の日のお花を販売させていただいております。


ギャリー『Hasu no hana』さんは今年で8年目の販売になります。
ご予約をもらいお送りさせていただいております。


最初は8年も続ける!なんて思っていませんでした。
気づいたら8年も続いていた!という感じです。

当初からギャラリーというものを意識して制作してきました。
私は美術系の学校は出ていませんが、
昔から友人、知人にアーティストが多いのと、
そういう方々といると安心する気持ちがあって
この方向性は自分に合っていると思い

そして、そういう方々やそういうことが好きな方、
ギャラリーが好きな方へ
喜んでいただけるものをと
毎年考えて作っておりました。


最初に作っていたものは価格設定もめちゃくちゃで
半額のような価格設定でした。

値ごろ感を忘れていたのと、
自分の感覚も忘れていたので

ただ作れることが嬉しくて作っていました。
なので、きっと相当お得感満載だったはずです。


2年前にとある方との共同事業で私のデザインした商品が
まるで理解されず、バカにされる出来事が起こりました。

しかし、それは自分にとっては大事な商品でした。
どこかで世の中に出していかなければ、
この植物の良さは伝わらない!

この植物から受け取って出来たデザインの素晴らしさを
どうにかして伝えられないかと思っておりました。

そして、ギャラリー『Hasu no hana』さんの
母の日のお花の販売に取り入れてみました。


いつもは母の日なのでもう少し
クールダウンしたデザインを作っていました。
そして、どこのお花屋さんでも見かけるような
アレンジメント3種類ほどサンプル制作し、ご予約を承ります。


この年は違いました。
果たしてその大事な商品はどうなったかというと




瞬殺でご予約が埋まりました。




この他に普通のアレンジメントが良いという方のために
ボックスフラワーをご用意しました。



こちらもすぐに沢山のご予約を承りました。



母の日なので、あまり変わりすぎたものを出しても、、、
と、どこか遠慮していた自分もこれまでいました。


しかし、この時はどうしてもこの良さを伝えたかった。

結果、良い方向へ向かって私も感激でした。
植物から受け取るおかしみや慈しみ、

『綺麗なお花を綺麗に作るのは当たり前』


そこから一歩進んだものになります。


勿論、こういうものばかりを作っているわけではありません。


普通にお花屋さんで見かけるようなアレンジメントも作っております。
今年は5000円以上のアレンジメントはタンポポの綿毛入りでした。
私が摘み取って乾燥させたものです。


通常のアレンジメントを毎年送っていて、
ちょっと違うものを送りたいと思ってくださった方へ
今年はナタマメのアレンジメントもご用意しました。



無農薬栽培の生産者様から送っていただいたナタマメ。
この大きくゴツゴツとした豆は
お茶や歯磨き粉の原料として日本で古来から使用されてきました。

ナタマメはずっと国産を探していました。
日本の有用植物を調べては、デザインを描いていたからです。
ナタマメも今回のとは違うデザインで描いていました。

実際のものを触ってみて今回の形になりました。


数に限りがございますが10個限定でお作りさせていただきました。

こちらも瞬殺でご予約を承りました。



ありがとうございます。


私もあの時にそのままあの植物の良さを世の中に出せずにいたら
植物も私自身もずっと辛いままだったと思います。


皆様に受け入れてもらえてどんなに感激したか!?



そして、今年の年末のお正月飾りに使用する植物で
楽しいものをまた見つけてきました。

普通はあまり数を仕入れられなく、金額もなかなかだったので、
一度しか使用したことはなかったのですが、


今回多く仕入れられました。


とっても素敵な植物です!!
早く皆様にご紹介したいと今からワクワクしています!


植物から受け取るデザインのイメージが
これからも皆様を喜ばせてくださいますように。

花のお仕事を高校生のアルバイトから始めていますが、
今、ようやく自身のお仕事として実感が持てております。


もしも花屋さんで働いて今、辛い時期を過ごされている方
もしもしんどいな〜と思われている方。
どうぞ遊びにいらしてください。

私も十分大変な毎日でした。
人格さえも削ぎ落とされるような毎日でした。

しかし、自分が決めたことなので、
とにかくどんなふうになっても毎日を乗り越えてきました。

最近も花屋さんにはもう勤めたくない!という
女の子に会いました。
お話を聞くと昔の自分を思い出します。
どれもよく解ります。
そしてそのお花屋さんが皆様が素敵と思われる
お花屋さんであることも多いのです。


そんなちょっともう無理!と思っている方も
もしかしたら自分の中のお花のデザインを
見つけていけるかもしれません。

もしかしたら素敵なフローリストになるかもしれません。

どうぞ自分の中にあるお花が好きという気持ちを
大事にしてくださいね。


ではでは




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