Bashico:星野リゾート

星野リゾートで広報をしています。ゆるーく企画を語ったり、自然の不思議を楽しむ毎日。投稿…

Bashico:星野リゾート

星野リゾートで広報をしています。ゆるーく企画を語ったり、自然の不思議を楽しむ毎日。投稿は個人の意見・感想として楽しくお読みください。

最近の記事

ねぇねぇ、星野リゾートは高級だと思いますか?

どうかしら。 「あの」あこがれの星野リゾート! とか。しょっちゅう言われておりますけれども。 「…………どの?」って。 そういう言葉を聞くたびに、ちょっとだけ笑いながら私は聞いております。 ここだけの話ね。皮肉じゃなくてね。 さて、ご存知でしょうか。 星野リゾートは、5つのブランドを展開しています。 ブランドって何ぞや? っていう話かと思うんですけど。 あれですね、わかりやすさだけを重視して例えると。 カルビーさんがポテトチップスやかっぱえびせんを販売しているように

    • モチベはいつも、自然からもらってる。

      って、何年か前の自分が言ってましたわ。そういえば。 唐突にどうしたの、って感じですが。 まー、生きていれば、落ち込むことやうまくいかないことのひとつやふたつ、あるもんです。 大したことじゃないんだけど、どうにも調子よくいかんなーってとき。 そしてそれがひとつふたつでなく続くとね。 元気な自分をうまーく取り戻せなくなったりするんですよ。 そんなときは、一人で森の中に入るようにしています。 ネガティブな意味ではないので、心配はご無用。 私には最強のパワースポットがいくつか

      • 毒きのこが観光資源になる日も近い。

        なにをまたクレイジーな?と思われるかもですが。 私の職場では、毒きのこにフォーカスしたネイチャーツアー、その名も「猛毒きのこさんぽ」を実施しています。 3年前から期間限定で実施しているツアーですが、大人気ですね。 予約した方は、わざわざ、お金を払って、毒きのこを探すわけです。 いいですねえ。振り切ってる感じ。 というのも、秋の奥入瀬渓流には「3歩歩けば1本きのこ」と言えるくらい、大量のきのこが生えます。 私は6年ほど、奥入瀬渓流ホテルでネイチャーガイドをしてきましたが

        • 青森のねぶたを見るなら、絶対絶対、星野リゾート 青森屋に泊まるべき

          もう8月も中旬ですけれど。 表題の通り、青森ねぶたまつりに行ってきました。 いやぁ、良かった。 本当に心揺さぶられるものの感想って、シンプルですよね。 良かった。その一言です。 改めて、青森ねぶたまつりは日本の三大火祭りとも呼ばれる、大きな祭りです。 和紙と針金でつくられた大きな山車が街を練り歩き、その後ろを跳人(はねと)と呼ばれる踊り子が飛びながら追いかけます。 「ラッセーラ、ラッセーラァ!」と繰り返される声の勇ましいこと。 喜びにあふれていること。 コロナ禍

        ねぇねぇ、星野リゾートは高級だと思いますか?

        マガジン

        • ゆるーく当社の企画を話す
          25本

        記事

          星野リゾートの企画タイトルで、いつも迷走してしまう話。

          はい。表題の通りです。 私はこちらの施設で広報という仕事をしております。 広報の仕事はさまざま。 テレビや雑誌にPRしたり、PR用の写真撮影の準備をしたり。雑誌やテレビの校正のお願いをしたり。 そんな中で、毎回苦労するなーと思うのは、 「リリースのタイトルをつけること」。 リリースというのは、各施設から発信するニュースをまとめた資料です。 こちらのページに書いているようなイメージです。 このリリースを書くのも、タイトルをつけるのも、広報のお仕事です。 例えば、こういう

          星野リゾートの企画タイトルで、いつも迷走してしまう話。

          星野リゾートで、新商品が生まれるまでの悲喜こもごも

          先日、こちらの記事を拝読しました。 沖縄にある星野リゾートのバンタカフェで働く横森さんが、新商品の限定ドリンクを迷走苦悩しながら仕上げたお話です。 いや〜、めちゃめちゃおもしろいな〜?と思いまして。 noteの素敵なところって、そのひとにしかない気づきとか経験をたっぷり聞けるところだと思うんですよ。 この記事にはそれが詰まってて、いいなあって。  世にでている商品って、その多くが綺麗じゃないですか。 コンセプトとかデザインとか。 当たり前ですけど、世に出るまでに幾度もブ

          星野リゾートで、新商品が生まれるまでの悲喜こもごも

          10層仕立て? 夏野菜? 進化するかき氷事情

          いやいや、これがかき氷って信じられます? まるでショートケーキのような、上品でカラフルな佇まい。 丁寧につくられた繊細な層が器から透けて見える、瀟洒なスイーツ。 こちら星のや東京で提供しております「発酵夏氷」です。 かき氷といえば、ペンギンの柄が描かれたペラペラの器のなか、こぼれるほどの氷に、少し足りないくらいのイチゴのシロップ。 そして匙形になったスプーンが定番だと思ってましたが。 うーん、私の知ってるかき氷と、ちがうね? いや、昨年ごろからかき氷ブームを感じてはい

          10層仕立て? 夏野菜? 進化するかき氷事情

          最高にかっこいい写真の裏には、泥くさい努力がある

          まずはこちらのページをみてください。 かっこよすぎじゃないですか。トップにある写真が。 私初めて見た時「うわぁーなんだこれー!」って一人で声上げましたよ。誇張じゃなく。 あふれる疾走感。飛び散る水飛沫。 ファミリーの最高に楽しそうな顔。 どこをみても100点以上のクオリティの、神写真。 それと同時に思うわけです。 撮影ディレクションした広報は、神だなと。 私のお仕事は、こちらのホテルの広報。 PR用の撮影のディレクションをしています。 どんな角度から、どんな表情を、ど

          最高にかっこいい写真の裏には、泥くさい努力がある

          苔アフタヌーンティー、略して苔ヌン。

          はい、今日の話は、うちの職場でやっている苔アフタヌーンティーです。 略して苔ヌンです。 もう、苔ネタが鉄板になってきました。 私の職場は、青森県の景勝地「奥入瀬渓流」沿いにあるリゾートホテル。 この奥入瀬渓流は「日本の貴重な苔の森」に選定され、300種類以上にわたる豊かな苔が生えています。 苔の生すまで、と国歌になるほど、日本人には馴染み深い苔ですけれども。 ただの苔と侮ることなかれ。 その世界は奥深い。 きらきら、ふわふわ。 さまざまな質感と美しさをまとう、繊細な世

          苔アフタヌーンティー、略して苔ヌン。

          いま私たちは、非日常の出口にいる。

          お久しぶりです。 実は体調を崩しておりました。 命に別状はありませんが、起き抜けの激しい痛みをやり過ごす毎日。 体がままならないのは、もどかしいですねー。 まあ、とにかく無理をしないことを最優先に。 脳裏によぎるnoteのロゴを何度振り払ったか。 復調したわけではないですが、こうして編集ページを開けるのが、とてもとても嬉しいです。はー、幸せだなあ。 当たり前のことが、普通にできるありがたさを噛み締めています。 ということで、今後も無理せず楽しく更新します。 さて、今日の本

          いま私たちは、非日常の出口にいる。

          とにかくエモい。夏の涼を奏でる、風鈴のオーケストラ

          ということで、まずはこちらをご覧ください。 んはぁ〜〜!!エモいよ〜〜〜!!!!! いやー、風鈴って、なんでこんなに良いんだろう。 風鈴の音が響くだけで、夏の香りが、暑さが、蝉の声がわき立つような錯覚に駆られます。 もう、ただただ、エモい。 こないだnoteを書いている時に、正しい日本語を使おうかなと思って、「エモい」を調べたわけですよ。 まあ正しいといっても、スラングなんですけどね。 いわく、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」だそうで。 いやもう、感情揺さぶ

          とにかくエモい。夏の涼を奏でる、風鈴のオーケストラ

          50年のキャリアを、どう泳いでいこう?

          先日、当社の入社式がありました。 年に4回入社のタイミングを選べる会社なのですが、4月の入社式は奥入瀬渓流ホテルで行います。 お仕事をしていると、この時期はフレッシュな新入社員が行ったり来たりする姿が目に入ります 初心を思い出そうかな、なんて思いながら、意味もなく研修会場をウロウロ。 怪しまれないよう、邪魔にならないように3分で立ち去ります(却って怪しい)。 改めてのお話ですが、私が勤めているのは星野リゾートという会社です。 現在国内外に65の施設を運営し、さまざまなブ

          50年のキャリアを、どう泳いでいこう?

          食べるよりも、鳥がすき。

          野鳥がすきなんです。 今日はもう、これ以上言えることはないんですけど。 道路で何回も何回もクルミをひっくり返しているカラスも。 野球場のフェンスに挟まってるんだかおさまってるんだかわからないスズメも。 家の前を集団で歩き回ってなんやかんや啄んでるムクドリも。 もうみんな、はちゃめちゃに可愛いなって思います。 この話、共感してくれるひと多くないんですけどね。 彼らの良さって、それなりに意思を感じながら、時折わけのわからないことをするところがすきなんですよ。 わかるようでい

          食べるよりも、鳥がすき。

          もう、桜じゃなくてコケを見てー!

          お花見シーズンですね。 私はこのホテルでお仕事をしているので、春の時期はちょっと頭を悩ませます。 なぜなら、奥入瀬渓流・サクラ・サカナイ。 もうこの一文に尽きる。 桜がね、咲かないんよ。 我々のフィールドである奥入瀬渓流では。 ヤマザクラはほんのちょっぴり咲くけれど、お花見できるほどではない。 まあ、なんで桜咲かないと困るのかって。 世間は桜一色だからです。 花がないとねー、なかなかこの時期は話題に上がれない。 新学期とか卒業式とか話題はありますけど。 でもさ、基本的

          もう、桜じゃなくてコケを見てー!

          自転車で、ちゃぷちゃぷお花見。

          ひゃー!絶景ー!!! そんな言葉しか出てこなかった、この写真。 絶対気持ちいいでしょー!! ということで、今回の企画はBEB5 土浦です。 施設からほど近い桜の名所「新川」にて、水上自転車でお花見を楽しめる企画「お花見水上サイクリング」。 ええ、お花見は自転車で楽しむ時代ですよ。しかも水上。 ただのサイクリングとはひと味違うわけです。 ここで使われている、水上自転車ってなんぞや?と思いまして、ネットでまず調べました。 ま、いろんな形式があるみたいなのでね。 必ずし

          自転車で、ちゃぷちゃぷお花見。

          パンとかまぼこの、運命的な出会い

          ね。今度はパンとかまぼこですよ。 先日の札幌すすきのに次いで、今度は小樽まで足を伸ばしてきました。 札幌すすきのの話はこちら。 お寿司食べたり、小樽運河を見学したりと、観光客らしく楽しませていただいたのですが。 何より印象深かったのは、小樽のローカルかまぼこ屋「かま栄」さん。 店舗に入ると、カウンターにたくさんのかまぼこがずらり。 まるでパン屋さんのような品揃え。圧巻。 その中でも一際目を引く、「パンロール」そして「パンドーム」。 いわく、どちらもかまぼこをパンで

          パンとかまぼこの、運命的な出会い