”やらされ感”に負け、手持ち無沙汰が起動スイッチになる

『「片づけられない……」をあきらめない!』(西原三葉著・主婦と生活社)の読書会に参加しました。

みんなで音読(本を持っていない人、発達特性といして音読がきつい人は聞くだけでOK)した後、感じたことやこれまでの経験、片付けの知恵・工夫をシェアします。

参加者は全員、発達障害の当事者。みんな片付けに苦労してきた人ばかり。特性はきっとそれぞれ違うんだけれど、共感ポイントはたくさんあって、「じつは……」と言っても大丈夫。初参加なのに、安心して居られる雰囲気でした。

今日いちばんの発見は、もしや「タイマー」苦手…!

「集中して片付けするのにタイマーが有効」というのTIPS、いいなあと思って試してみるけど、イマイチ手ごたえが薄い。わりと、ゾーンに入りやすい(過集中ともいう)方なのに、その波が来ない。

他の人の話を聞いていて、理由が見えてきた。

「タイマーをかけてみるけど、”やらされ感”がつらい…」
わかる……!!!!! ”いいこと”だし、”やったほうがいい”と思ってやってきたけど、特に楽しくはない。むしろ、つまらない。

振り返ってみると、短時間にパッと動くトリガーになるのは、タイマーよりも”何待ち?”の手持ち無沙汰な時間。コーヒーを飲むためにお湯をわかす時間がかったるくて退屈で、だったら、その時間で洗い物すればいいじゃんとなれば、洗い物の苦痛がやわらぐ、とか。

読書会で教えてもらって俄然、心惹かれたのが、ウルトラマンのカラータイマー。押すと、ウルトラマンのテーマがBGMとして流れ、ピカピカ点滅した後、最後は「シュワッチ」で3分間。これあったら、楽しく片付けできそう。欲しい~~!!!

「苦手を克服」そのものは嫌いじゃない。苦手だからやらない、と決めるよりはもう少しじたばたしたい。でも、かといって、力ずくで突破するのはそれはそれでしんどい。自分に合った方法を探りたい。おもろい! と思えたら、それが次に進む原動力になるんだよなーと思う。

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