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使いたい言葉で話せないナゾ

10代の頃は「イヤだな」と感じつつ、いつの間にか忘れてて、最近また「あれ…かなり出てるな」と気づいたのです。吃音です。

仕事ではあまり出ないのですが、どういうメカニズムなんだろうと改めて本を読んでます。

『どもる体』著者の伊藤亜紗さんは、ヨシタケシンスケさん表紙の『目の見えない人は世界をどう見ているのか』がベストセラーになったのでご存じの方も多いかと思いますが、難しいことを分かりやすく伝える天才です。この本も面白い。

本を読んで分かったことは、吃音が出なくなったのは、言いにくい言葉を「言い換える」能力が発達しただけってこと。
(人によってそれぞれです)

喋っても喋っても自由じゃない、喋りたい言葉で喋れていない、絡め取られるねっとりした違和感の正体はこれか!と、今さら発見です。

で、なんで最近、多発してるんだろうと考えるわけですが、多分、「言いやすい言葉」でなく「使いたい言葉」を使おうとしているのかなと…。

「使いたい言葉」で喋る必要性が出てきたのだろう、きっと。と今のところ考えています。そんな風に思える環境にいられることも有難いです。

何を伝えたかったかと言うと、「もっとハキハキ喋りなさい」とか「何言ってんだか不明」とか、誰かに対してそんなことでイラッとしたら、気長にお付き合いしてみてください。
きっとその人の頭の中には伝えたいことがあるはずです。

BABAlab
桑原静

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