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本当とか本当じゃないとかないだろ

 昨日の夜中に眠い中で投稿したみたいで、何度か編集してます。編集のたびに通知がいくのかいかないのかわかりませんが、通知がいってたらごめんなさい。


 ぼくってどういう人間なんだろうって疑問を最近抱えています。どれも本当のぼくなので、本当とか本当じゃないとかないし、なにを思春期のようなことで立ち止まっているんだと思うのだけれども、友人と喧嘩したり職場の上司に腹を立てたりと最近つまづくことが多いので、立ち止まれってことじゃないかと思います。

 職場

  社交性という外向きの眩しい明るさのようなものはないけれど、来るものを拒むことのない親しみやすさと愛嬌はもっているというふうに自認しています。仲いい人とも仲いいと思ってない人とも一定の距離をおいています。仕事の内容もいまもポジションも好きじゃないのですが、任せてもらっている仕事は負けず嫌いと責任感で今年いっぱいはやり切ります。後輩育成とかチームマネジメントとか上司との上手い付き合いとかもまるで興味ない。前の上司は、結構ぼくと距離をおいてくれてて自由にやらせてくれていた。その分たくさんフォローもしてくれた。最終的にそこまで仲良くならなかったんだけれども、別にそれでよかった。だからこそ上手くやれた。今回の上司は、全然別タイプで困惑している。過干渉、チーム全体をコントロールしたい、チームのみんなと仲良くしたい、じぶんのチームにしたいと思っているらしい。そんなのむりだろう。境界線を越えてくる人間、距離感が近い人間が嫌いなので、つまるところ感情や熱い思いを語ってきたり、大きなお世話だと思うことを言ってきたりするひとが苦手で、まじで害悪だからやめろよなって思う。みんなに幸せになってもらいたいというのがまず傲慢で、その自己実現のツールにされているのが虫唾が走る。

 とにもかくにもぼくはひととの距離感が遠めに設定していて、しかも境界線がだいぶ前方にあって、踏み込んできたやつのことはとことん嫌うし、嫌われたくないとかそういうのじゃなくて近づいて欲しくないがために親密さとか優しさとドライさを前面に押し出している。そんな様子をよく見てる同僚はぼくのことをサイコパスと呼んだりする。仕事を一緒にした最初の方については「はやかわさんは優しい」だったのが、「はやかわさんは優しいし仕事もしやすいし社交性もあり常識人ですが、仏ではなくサイコパスです」に変わってた。

 友人

 友人は、ある程度線引きしてくる友人が好きだ。実際わざわざ線引きはしてこないけれど、ここのラインは越えちゃいけないなっていうのがなんとなくこっちでも分かって、一方で向こうもこっちの越えちゃいけないラインをわかってくれている。お互いその距離感を守ることを前提に言いたい放題だ。言いたい放題なので、結局のところ素の部分がしっかり出ている。おしゃべりで、お調子者で、わいわいきゃっきゃしていて、踊ったりもするし、ひとの気持ちを一番に考えていて、褒め上手で、その一方でじぶんのこと大切にしれくれない相手には容赦ない、そんなやついらない。めちゃめちゃ冷酷だ。お前って結局優しいんじゃなくてひととのやりとりがめんどくさいから距離感とるために優しいんだろって見抜かれてる。このひとたちとは、適切な距離感がとられてて居心地がいい。

 あと、一番の友人とかいない。一番の友人ができるのだとしても、それはぼくにとって荷が重い。最高の友人のうちのひとり、というのが複数人いる。ぼくにとってはそれくらいの温度感がいい。
 ぼくが一番の友人です、という相手がいたら重すぎてきっとそのひととは仲良くできない。じぶんのテリトリーには絶対に入ってきてほしくない。相手のテリトリーにもはいりたくない。それにぼくにとって一番の友人というのが出来てしまったらきっと依存してしまうし、その関係の居心地が悪すぎてきっと投げ出してしまう。

 恋愛

 付き合う前、常識人・社交性・愛嬌を武器に親しみやすさを前面に出す。話しやすい、しっかりしてる、楽しそうにしている、だれも悪い気はしない。ありがたいことに人並みには告白される。でも、ぼくは二回や三回会ったくらいの相手のことを好きにもなるのは難しいし将来のことも考えられない。このひとはぼくを遠くからしか見ていない、そりゃ当たり前だ、ぼくが遠くにいるからだ。
 いま付き合っている彼氏は、いやこの先もずっと付き合っていきたいと思っている彼氏は、気持ちを伝えてくれてからデートや電話を重ねてだいぶ待ってくれた。徐々に好きになって、徐々に信頼するようになって、一緒にいて背伸びしなくてよくて、肩の力を抜ける。なんて本人には絶対に言わないんだけれど。ぼくが彼のこと結構好きだってことはちゃんと伝わってるのだろうか。

 恋愛関係で距離をとるっていうのは結構難しい。とりすぎると疎遠になるしコミュニケーションも不足もしくは一方的になってしまうし、近すぎると言わなくていいことを言われたり言ったりすることになる。距離感がバグる。場合によっては好かれてて当然と思ったり思われたりする。好かれてて当然なんてことはありえない。ひとの気持ちは一週間もあれば平気で変わってしまう。友人関係だったら関係に違和感を感じればいったん離れればいいが、友人関係との差はここで、嫌だと思ったときに離れてまた時間が経ったときにくっつくことが友人ではできるのに、恋人ではこれが出来ない。一生のパートナーとするなら、そのすり合わせが必要になってくる。頑張ろう。
 お調子者で相手の気持ち優先でおしゃべりで人を斜め上から見ているようなぼくはほとんど出てこないが、これって本当のじぶんを出せていないのか、もしくはこっちのスイッチ切った姿が本当のじぶんなのか。よくわからない。
 この前友人と遊びに行ったときに撮った動画を見たんだけど、めちゃめちゃ本当に楽しそうにしてて、ぼくってこんなふうに笑うんだ、彼の前ではこんな感じじゃないよなって思ったんだけど、そんなのわからない、本当はそんなに笑わないのがぼくかもしれない。どっちも本当だ。


 愛嬌を全面に押し出して親密さは相手に伝わり安心を渡せるのに、当のぼくはその相手を信頼するのに時間がかかって、相手からの距離感のつめ方にひいてしまう。そのうえありえないくらいドライで口が悪い。仲良くなったとて、境界線は絶対に越えられたくないし、リスペクトされていないなと思うとすっと離れる。相手からしたらどういう状況かわからない。変だ、天然だ、サイコパスだ、好意的にも否定的にも捉えられてきたけれど、これがぼくだ。

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