見出し画像

頭脳戦艦ガル【名前だけ有名な駄作】

デービーソフト 1985年12月14日発売

タイトルだけが一人歩きして有名になっているゲームのひとつですね。内容は何の変哲もない強制縦スクロール・シューティング物なのですが、当時は「ロールプレイングゲーム(RPG)」として宣伝販売されていました。

この頃まだ日本では舶来品である「RPG」が本来どのようなものであるのか定義されていなかったのです。

安直に云えば「アイテムを入手したり敵を倒してパワーアップ」するゲームがRPGであるとされていた節があります。その意味で云えば本作は正しく「RPG」であると云えるでしょう。敵を倒せば倒すほど自機のショットはパワーアップして行きますし、全面クリアする為には100個の規定アイテムを集めなくてはなりません。道中には分岐点も設けられていて一筋縄ではいきません。これはもうRPG以外の何物でもありませんね。

シューティングゲームとしての体裁は整っているものの、「RPG」を履き違えた販売戦略、単調な作業を余儀なくさせるゲーム内容から「クソゲー」扱いされる事も多い本作なのですが、開発元が目指していた作品が元来このような物だったのだと思います。あとは我々ユーザーがどう受け取るかの問題なんですよね。

個人的な感想を一言で表せば「詰まらないゲーム」で終わってしまうのですが。

2011.03.07

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?