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バベルの塔【不完全ながら傑作】

ナムコ 1986年7月18日発売

古今東西アクションパズルゲーム傑作の一つであると思います。

パズル要素が高い作品なのですが、面によってはアクション性もあり、リアルタイムでパズルを攻略しなければ解けない箇所も存在します。難易度は低くないものの全体として非常にバランスが整えられています。

自機インディがブロックを持ち上げたり下ろす部分にも、絵的なゲーム性が隠されています。ここは他に類を見ない例なので研究に値するかも知れません。特にブロックを持って移動するだけでも小さなゲーム性を感じられる事には注目すべきでしょう。

ゲーム内容とグラフィックスから生ずる地味な印象は否めないものの、無駄がないからこそ時を超えて現在でも通用する普遍性を所持していると感じます。

ただプレイするまで面白さが分からないタイプの内容なのはパズルゲームの宿命かも知れません。

表64面はアイテムにより手数が回復させられるので頑張ればクリア出来るレベル。

裏64面は決められた手数でクリアしなければならない上級者向け……と云うのも良く考えられています。今から遊び始めても遅くないと思わせる数少ない作品です。

2011.03.22

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