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誰の目標か?-今年の目標について-

はじめに

 この時期は一年の目標を立てる方が多いと思います。私もその一人です。一年の目標なるものを立て始めたのが3年ほど前からでした。立てた目標は幸運にもある程度達成してきたつもりでしたが、昨年の目標は達成できませんでした。
 理由は、ハッキリしています。本当に自分がやりたいことなのかが、曖昧なことを目標にしていたからです。自分の目標というよりも、誰かに見てもらいたい目標になっていたのだと思います。現場を離れているんだから、何か大きいことを「目標にしなければ」という考えがあったようにも思います。「環境の変化があったから目標達成ができなかったんだよ」といった優しい言葉をかけてくれる友人もいました。感謝です。
 しかし、環境の変化はあったものの時間的には今の生活の方がゆとりがあります。時間的な自由が多かったにも関わらず、段階を考えながら目標達成までアプローチすることはできませんでした。今回の年末年始は、改めて自分がやりたいことは何なのか?について向き合うことになりました。 

①チームづくりに関する実践や考えを本にする

 結果として、やっぱりチームづくりの実践を振り返ったり、院生とチーム運営について話したりチームに関係する本を読んでいたりする時が一番ワクワクするんです。ここが自分の土台な気がします。(自己紹介記事にも書いていたではありませんか)

 なので、今年は学校現場のチームづくり(中堅教諭の立場から)に関する実践や考えをまとめて本にしようと思います。(出版云々といった話はいただいておりません。あくまで勝手に本にするということです。Kindleもありますし。)
 ちなみにチームの定義は下記のものが一番しっくりきます。組織の定義とも似ていますね。

価値のある共通の目標・ 目的・職務を達成するために,動的で相互依存的, そして適応的な相互作用を交わす2名以上の人々で 構成される識別可能な集合である。また,各メンバー は課題遂行のための役割や職能を割り当てられており,メンバーである期間には一定の期限がある

三沢良(2019)「チームワークとその向上方策の概念整理」『岡山大学大学院教育学研究科研究集録』

 一定の期限があるというのがポイントで、期限があるということは別れがあるということです。別れがあるからこそ、出会いを大切にしたいですし、チームとして活動する中で成長し、別れの時は良いチームだったな感じられるようにしたいのです。結果的にそれが何らかの良い成果につながるのだと考えています。チームはドラマのようです。

②well-beingについてとことん考える・自分なりの方向性を出す

 また、最近「well-being」という言葉をよく聞きます。ちょっとマニアックな話ですがOECDの報告書や第4次教育振興基本計画でも「well-being」という言葉がクローズアップされています。

https://www.mext.go.jp/content/20230615-mxt_soseisk02-100000597_02.pdf

この「well-being」という言葉の理解や解釈が非常に難しい!!!
下記のような定義がされていますがぼやぼやしている感がいなめません。

身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる 持続的な幸福を含む概念

第4次教育振興基本計画

 ですが、すごく大切な概念だということはわかります。どうすれば良い状態かつ、生きがいや持続的な幸福を得られるのか?といった点についてとことん考えてみたいなと思います。これを考え続けることは、自分や自分の家族、仲間を大切にすることに繋がるのではないかと考えています。さらに教師としての働き方にも関わって来そうな点です。壮大なテーマですが何かしらの方向性を見出せるようにしていきたいなと思います。

おわりに

 2024年は天災や事故からのスタートでした。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。ちょうど北野武監督の「首」を見た後だったので、改めて命の大切さを感じました。

 さて本日は午前中聾学校でのボランティア活動、午後は研修会です。体がついていくか心配ですが頑張ります!
 今年もどうぞよろしくお願いします。記事を見ていただきありがとうござしました🌸

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