書評 パシヨン 読書好きならとにかく・・・
五十路のおじさん、ばっどです。
パシヨン
川越 宗一
地方紙の連載小説の単行本化作品。
恥ずかしながら新聞で読むまで、直木賞受賞作家ということを存じ上げなかったが、肩書はともかく、連載で話は全部わかっているのに、お金を出して本を買ってしまった、個人的にはそーゆーレベルの作品です。
ざっくり説明すると小西行長の孫で後にイエズス会司祭となる小西マンショと、小禄の身代から立身出世し、幕府総目付までになる井上政重の二人を軸にした物語。
江戸初期、キリスト教信仰の禁令、弾圧が強ま