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配属研修備

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配属研修とは。。 司法書士の実務経験がない者の為に、書士会が開業している先生をご紹介下さり、一定の期間、実務に必要なスキルを学ぶことのできる研修(無料)です。 この配属研修で学ん… もっと読む
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【配属研修備忘録 最終回】

訴訟

司法書士が訴訟代理人になれるのは、
訴額140万円までの簡易裁判所での訴訟に限られます。
そのため、地方裁判所・高等裁判所・最高裁判所での訴訟代理は、
弁護士に限られるのです。
ただし、裁判所書類作成権限がある為、本人訴訟の場合は可能です。

【配属研修備忘録⑰】

帰化 ⇒ 外国人が、日本人に。

1⃣ 住所条件 5年以上日本在住
2⃣ 能力条件 20歳以上,本国の法律でも成人
3⃣ 素行条件 素行善良
4⃣ 生計条件 生活困窮者不可
5⃣ 重国籍防止条件 国籍の喪失
6⃣ 憲法遵守条件 日本政府への攻撃行為不可

【配属研修備忘録⑯】

成年後見制度とは、
判断能力が不十分な方の暮らしと財産を守るため
財産管理や身上監護を行う制度です。

後見(保佐・補助)開始の審判の決定後は、
亡くなるまで、その方の人生を引き受ける覚悟が必要です。

私はこの仕事がしたくて、司法書士になりました。

【配属研修備忘録⑮】

相続登記-2

登記手続の簡素化。

土地を共有する一部の人が分からなくても、
裁判所の決定など一定の条件下で用途変更や売却可能。
不動産登記法を改正し、
相続人が複数いても、そのうち1人が申し出れば簡易手続の制度化。

申告しなければ10万円以下の過料。

【配属研修備忘録⑭】

相続登記-1

相続時に遺族が登記手続きなどをせず、
所有者不明の土地の面積は日本全体の約2割。

そのため、
開発できずに景観を損ねたりする問題が発生。

2024年から土地や建物の相続を知った日から
3年以内に
登記するよう義務づける関連法成立した。

【配属研修備忘録⑬】

自筆証書遺言

夫が妻の為に遺言をした。
遺言書を信託銀行に預けた。
夫は死亡。
遺言書には押印がない。
遺言は無効に。
自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。(民法第968条第1項)

【配属研修備忘録⑫】 会社と取締役の間で不動産の売買など利益相反するケース ①議事録(会社実印押印)に添付する会社の印鑑証明書 ②登記義務者としての会社の印鑑証明書 ①②とも、会社法人等番号を提供して添付省略可 印鑑証明書(会社法人等番号 〇〇〇〇ー〇〇ー〇〇〇〇〇〇)

【配属研修備忘録⑪】

実質支配者となるべき者の申告書

会社の設立の際に要添付。
反社会勢力による法人の不正使用を抑止のため。

株式会社
①株式の50%を超える株式を保有する個人
②株式の25%を超える株式を保有する個人
③事業活動に支配的な影響力を有する個人
④代表取締役

【配属研修備忘録⑩】
国が設立した法テラスは、
借金・相続等の法的トラブル解決への道案内所です。
また、弁護士や司法書士に依頼する場合、法テラスが利用者に代わってその費用の立替も可。返済は分割払いですが、免除もあり、お金がないと泣寝入りせず、法テラスを利用する事をお薦めします。

【配属研修備忘録⑨】

個人民事再生

裁判所の判断で、借金を大幅に減額してもらい、
3年~5年の分割払いで返済する債務整理の方法。
ただし、毎月の定額収入が見込まれる場合に限る。

例えば、毎月3万円ずつ3年間支払うケース。

住宅ローンを支払いながら、自宅を手放さずに済む。

【配属研修備忘録⑧】

法律相談

所有の山林を買いたいと不動産業者が訪ねてきた。
何故だか北海道の原野を買わされ、その山林と相殺する契約。
原野が200万円、山林が170万円。
差額30万円を振込め。

銀行員が警察に届けて発覚。
既に登記は業者所有に。
契約解除手続きをする。

【配属研修備忘録⑦】

自己破産・免責許可

70代女性

180万円の借金と生活苦で破産申請。

年金:13万5000円/月額
家賃:約9万円/月額
掛捨ての保険代:約5万円/月額5社から
国際宝くじ詐欺:60万円

騙されやすく借金に抵抗がない。
債権者が気の毒に感じる。

【配属研修備忘録⑥】

法務局

最近では、サービス向上に努力されているとのこと。

以前は
職員の横柄な対応に、窓口で大ギレする方に
更に火に油を注ぐような、
素晴らしい対応の職員も結構いらしたとか。。。

自筆証書遺言保管制度により一般の利用も増えることからなのでしょうか。

【配属研修備忘録⑤】 相続放棄。 突然、金融機関から貴方は○○さんの法定相続人です。 債務が3000万円ありますので、支払ってください。 という知らせが届く、 ○○って誰? ○○は離婚した片親の再婚相手との子供。 相続放棄をしなければ、 一度も会った事のない人の借金を背負うのだ。