求人広告の「試用期間」と「研修期間」の注意点
求人広告には「試用期間」と「研修期間」の表記がありますが、似ているようで全然違います。どちらかだけの場合や、両方表記していることもあります。どちらの表記もない求人もあったりします。
知らないとトラブルのもとになるので、覚えておきましょう。
「試用期間」はお試し期間
試用期間は、本採用するかどうかを判断するための期間です。
簡単に言うと「お試し期間」です。
つまり試用期間が終わるまで本採用じゃないんですね。
「研修期間」は仕事のスキルを学ぶ期間
研修期間は、仕事を始めるにあたっての基礎知識やルール、仕事の仕方を学ぶ期間です。座学の場合もあれば、実務業務をしながら学ぶ場合もあります。
試用期間を逆手に取ろう
試用期間中は本採用じゃないというのは、応募者にとっては精神的にツライことです。ただ、よほどの理由がない限り、解雇はありませんので過度に心配しなくても大丈夫と思います。
試用期間は「企業が応募者をお試しする期間」ですが、考え方を変えると「応募者が企業をお試しする期間」とも言えます。
求人広告には良いことばかり書いているので、実際に働いてみるとギャップがあることも多いです。一度入社すると辞めづらくなりますが、試用期間中であれば問題ありません。
試用期間の制度をうまく利用してやりましょう。
採用担当者も違いを知らない
これまでたくさんの採用担当者と求人の打ち合わせをしてきましたが、採用担当者でも「試用期間」と「研修期間」の違いを知らない人は多いです。
会社によっては、同じ意味としてとらえているケースもあります。
気になることがあれば面接のときに確認しておきましょう。
期間中の給与
試用期間や研修期間中の給与が違う場合があるので良く確認しておきましょう。「給与が高いと思って入社したら、試用期間中は5万円も低かった。」なんて話もあります。注意しましょう。
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