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ジャニーズ事務所の件で思うこと。

ジャニー喜多川氏による未成年へのセクハラ行為が、約20年の時を経て、いま世間を賑わせている。

過去に、そのセクハラ行為は裁判所によって事実認定されている記憶があったので調べてみたら、こんな記事を見つけた。2020年にとある弁護士さんが投稿したコラムである。やはり、高等裁判所によって彼のセクハラ行為は事実認定されていた。

2019年6月にジャニー喜多川氏は死去した。そして報道各社は、スーパースターを次々と生み出す彼の偉大なる功績のみを報道し続けたのだが、セクハラ行為の報道は皆無であった。

都合の良い時は報道の自由だ!と声高に言ってるのにも関わらず、こんな肝心なニュースは忖度してひた隠し。そんなスタンスでは、視聴者の信頼を損ねるに決まっている。
テレビ・新聞が全ての情報源だった頃の旧態依然とした古い組織体制は、ついこの瞬間まで変わることができなかったのだ。

Twitterでは、果たしてどのテレビ局が最も誠実な報道をしているか、国民に品定めされている状態だ。こんな力関係になるなんて、一昔前には想像もつかなかったと思う。

兎にも角にも、ジャニー喜多川氏による未成年への性加害は裁判所が事実認定している。事務所も知らなかったはずはない。会社役員達は、それを無視して放置した。そして、テレビ局や広告代理店など関係者らも無視して放置した。

その間に、名もなき少年達が苦しい思いをしていた。この責任はとてつもなく重大だと思う。

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