2023/12/30 よいとしを

この日記は当該日の日付をまたいだ深夜、もしくは翌日の早朝にアップロードするものであるから、こちらが年内最後の更新になろうかと思う。
皆さま良いお年をお迎えください。

今日は11時ころに起きた気がする。起きてからまずはもう、いよいよウーバーである。うばうばうあばうばやらないと。おかねおかねおかね。
今日は18時前くらいの時間に、毎年漫才協会が晦日に開催している「漫才大会」がある。大会と言っても賞レースではなく、協会員の出たい人はみんな出られる舞台で、まさに大きな会である。
少し稽古してから会場である浅草演芸ホールに入ろうと16:30に近くに集合のつもりであるから、それまではいったん自由時間だ。

12時過ぎからウーバーを開始した。いつも通り粛々とごはんを運ぶ仕事だ。ウーバーでごはんを注文する人は基本的に一人暮らしかアベックくらいの規模の世帯が多い。であれば、実家に帰省してしまう人も多く、注文も少ないかもしれないなと思いながら開始した。しかしいつも通りのペースだった。結局はドライバーも帰省するからバランスが取れているのだろう。
また、私の住む台東区やその近くの荒川区、足立区、墨田区なんてのは比較的古い家が多いので帰省先の実家がこのあたりという人もなかなかに多いということも注文がいつも通りあったことに関係しているのだろうか。
ウーバー研究者か!でも、こういった想像をするのって楽しいですよね。うるせえばか。

9件ほどこなして15時過ぎに帰宅した。軽食を摂って浅草へ向かう。さてとと思って、LINEを見るとなにわプラッチックの三輪さんから連絡が来ていた「今日の夜はなにしとるか~ ゆたさんが町屋でライブやるさけ、あいさついこうでぇ」とのこと。
いわれて確かに、2023年は笑組のゆたさんにお世話になった1年であった。年の終わりの挨拶はしておいて罰はあたらない。ライブは19時開始、我々の漫才大会の出番は18時前。出番後に多少のおしゃべりをすると考えれば、挨拶に伺う頃にはライブが始まってしまうかもしれない。
三輪さんには「ご挨拶へ行くのにライブ開始がぎりぎりかもしれない」と伝えると「ライブにはでられへん? ^_^」とお返事がきた。そんな簡単に出られるのか!そんなもんなの!?
とりあえず、出していただけるものは出るのが私だ。では出よう。
予定変更で、漫才大会後は町屋である。

ひとまずは漫才大会の準備をする。ネタを通してやってみて、今後の改善点はこうかああかと話して演芸ホールへ。
お客様の雰囲気もさることながら、袖もにぎやかだ。四方八方に芸人さんがいる。老いも若きも、男も女も、ハゲているひともはハゲていない人もハゲかけている人もいる。多様性である。あのちゃんが歌ってくれそうである。

今日は球児好児師匠がお客様へ年の瀬のご挨拶にやってきたということで、特に楽屋や袖は大慌てであった。挨拶ばっかりである。

それらは置いておいて支度をする。今日は衣装を普段と変えて、赤のシャツにジャケットである。年末だからだ。
これが無闇矢鱈と評判が良かった。芸人は囃されたら踊れ、私はすっかり気分が良くなって、今後はこれで漫才をやるかもしらんと思った。でも、決まりすぎていて面白くない気もする。
お城を作る際、柱か何かを一本だけ上下逆に刺しておく。すればこのお城は未完成であり、これからも発展を続けると願掛けしたと聞く。そういうことである。
不完全性の美しさというのもあるではなかろうか。

まあ、いいや。また着ます。
みな、少し浮足立ちながら楽しい雰囲気で漫才大会がおこなわれた。第三部開演時に球児好児師匠があらわれるとオーディエンスのテンションはフルマックスとなる。悲鳴にも似た歓声が上がる。うわあすごいなこりゃ。
普段の漫才大行進と比べると明らかに空気が違うことがわかる。

トップに大黒天(コンビ名、縁起が良い名前だ)が控える。タバコを吸う吸わないというネタをやっているイメージがあったので「はい!タバコ行ってらっしゃい!気張って!」と声をかけておいた。タバコのネタはやっていなかった。

我々の出番はまあまあおいといて、お次が本日を持って解散のうすくらやさんが控える。
よくわからないことを喋っていた。
そういえば、うすくらやさんのご実家はたいそうな資産家で、目黒駅前の土地を全て持っているという話をどなたかから聞いた。その点、真実なのか聞いてみたが、まったくのデタラメとのことだ。
そっか、残念である。

着替えて急いで帰宅する。レンタル自転車に跨り、急いで町屋へ向かう。ゆたさんのトークライブである。
すでに開演していたが、自由に入りなさいとの指示で自由に入った。ゆたさんは必殺シリーズの話を正座して全力で話していた。そんな人は現代にいないはずだが、ここにいた。
そこから三味線を披露していた。猥歌を楽しそうに演奏し、歌っていた。
すごい年末である。

休憩を挟んでゆたさんと三輪さん、私の三人でトークだ。ゆたさんはご存知の通りよくお話される。三輪さんは西のおしゃべりさんであるから、私は静かにしていた。
いやはや、放送禁止用語から児童虐待の話など大いに盛り上がり、21時に終演。

その後は町屋の中華料理屋で食事をした。漫才の家系図、血筋の話をした。歴史の長さと複雑さで頭には入りきっていない。
これは本や動画でもって記録を残したほうが良い。口伝では限界がある。

食事を終えて帰宅した。23時すぎに帰るとへとへとだ。今日はよく働いた。
1時すぎまで寝るでも起きるでもなくだらついた。さあ、明日はいよいよ大晦日。
ウーバーとライブだ。最後までよく頑張りました。もうひと頑張りです。

今日面白いと思ったことは「漫才協会は面白いから、若手はどんどん入ったほうが良い」

皆様、良いお年を!12/31分は明日です!

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。