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searchって映画知ってる?

先週自分が見たいと思う映画を見れた。昔、何かの広告で見て断片的に印象があるもののタイトルを思い出せずにいた。

しかし、テレビで放映されているのを目撃し「これだぁあ」となった。だから、今回紹介させてほしい。(※ネタバレなし)

娘が行方不明 唯一の手掛かりは24億8000万人のSNSの中にある物語から糸口を探す父親の奮闘劇 「search」について

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2018年製作/102分/G/アメリカ
原題:Searching
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

監督
アニーシュ・チャガンティ

予告動画はこちら☝ 映画のポスターは怖い感じになっているがサスペンスに焦点を当てているのでホラー要素は一切ないので怖がらなくて大丈夫です。

1.あらすじ


最愛の家族を亡くした父デビッドと一人娘のマーゴット。最愛の母を亡くしたマーゴットは成長し高校生となり、高校生活を謳歌している。反対に父親のデビッドは唯一の家族であるマーゴッドには人一倍気にかけており、ちょっとした連絡にもマーゴットにメールするほどの溺愛ぶりであった。そんなある日、いつものように家のゴミを捨てないマーゴットに対しメッセージで注意するデビッド。しかし、その日マーゴッドから連絡が来なかった。翌日、深夜にマーゴットから電話連絡があったことを知り電話をかけるが応答がない。前日にテスト勉強のため友人の家で泊りがけとなると連絡していたが、それにしても明らかに連絡がこないのを不審に思ったデビッド。思い当たる連絡先に電話するとデビッドが知らないマーゴットの姿を徐々に聞かされていく。忽然と姿を消したマーゴットは家出なのか、誘拐なのか全てが分からないまま37時間が経過。娘の安否を知るためデビッドは彼女のPCにログインしSNSにアクセスをしていく。そこに映し出されているものはいつものマーゴッドの姿とは違う、別人のマーゴッドの姿を知っていくこととなっていく・・。 

2.映画の特徴

SNSがこの映画のキーとなるので映画時間の半分以上がSNSの画面が展開されたり、ビデオ通話をする姿など誰かとお芝居をしている姿を見ることのほうが少ない。

こんな感じ↓

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なので物語の進行としては目新しいものがある。常時パソコンやSNSで展開するからこそ見ている側からするとより第三者目線をより遠い位置から感じられる。なぜ遠いと述べたのか?普段見る実写でも第三者の立場では鑑賞している。客観的立場で見ているからこそ演者の心情や行動を知ることができ、それに対して歓喜や憤怒、感動をすることができる。しかしこの作品は画面上で展開されている物語をさらに私たちが画面で見ている。だからこそ、盗み見ているような気分になれる。もう少し想像をしやすくするとカフェに来たあなたは隣の席でZOOMで会議をしている人の姿を見ているそんな感じ。悪いことしているわけではないが、どこか一定の環境のさらに外から見ている外部者。何か行動を起こすわけでもなく行動できないのに見てしまう。そんな感覚を味わえる。

登場人物もそこまで多くないので映画を見るのが苦手な人も見やすいと思う。本作はアメリカで制作されているが出ている方が韓国人のようにアジア系の演者さんが多い。というのも監督のアニーシュ・チャガンティ監督がインド出身なためキャストもそのようにアジア系の方が多いのかと。

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また、当時の放映では今のコロナのようにビデオ通話が認知され導入されているが、既にこの作品では当たり前のように使用されているため未来予知のようにも感じた。そのためかSNSが架空の物もあり、古くさく見えるが私達が使用するSNS等を改めてどのように使い、どう学び、知っていくかまさに情報リテラシ-について今一度振り返るよいきっかけにもなれる作品だと思う。

また、個人的にこの映画は親の立場で見ると変わってくると思う。確かに曲がりなりにもそこには娘を思う父デビッドの思いがあり発言しているからだ。自分も親の立場であればそう動いてしまうかもしれない。映画というのはただ考察や面白さの有無だけでなく見る人の考えを深めてくれる。searchでまたしても自分の考えの狭さに反省してしまった。

「searchの評価」 参考までに

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