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パレスチナ゠アクションが兵器工場エルビット本部を閉鎖

原文:https://freedomnews.org.uk/2023/11/01/palestine-action-shut-down-elbits-hq-an-arms-factory/
原文掲載日:2023年11月1日

パレスチナ゠アクションは、エルビット社のシェンストン兵器工場とブリストルの本社を操業停止にすると共に、UAVエンジン社(UEL)の屋上を占拠し、エルビット本社に通じる私道を封鎖している。この行動は、イスラエルの兵器メーカーを閉鎖し、パレスチナ人虐殺への英国の加担を終わらせる直接行動キャンペーンの一環である。

スタッフォードシャーのシェンストンで、活動家達は工場の副次ユニットの上に陣取り、施設を解体し、イスラエルの殺人ドローン用エンジン生産を全て停止させた。この工場はエルビットの重要な子会社である。イスラエル軍ドローン部隊の「支柱」と呼ばれるヘルメス450ドローンエンジン生産しているからだ。UELはパレスチナ人虐殺への関与を以前から否定しようとしてきたが、情報コミッショナーオフィス(ICO)の調査で、この企業はイスラエル軍との非公開契約を締結していると明らかになった。同時に、ICOはこの企業に、イスラエル軍が使用する兵器をイスラエルに輸出するための様々なライセンスを開示するよう迫っていた。

シェンストンのUAVエンジンでの屋上抗議行動(2023年10月31日)

同時に活動家達はブリストルで、アズテックウェスト地所内の私道を全面封鎖すべく体を張っていた。このブリストルの運営本部は、パレスチナ゠アクションが昨年ロンドンのエルビット本社を閉鎖に追い込んでから英国エルビットの主要ハブになっている。ここに圧力を掛けているのだ。その結果、この行動はエルビットの戦略センターの中心部を直撃し、通常営業を妨げている。以前、パレスチナ゠アクションの活動家達は、ナクバ(大惨事)が始まって74年を記念して2022年5月に建物の側面から侵入し、内部を占拠した。

イスラエル軍ドローン部隊の85%と陸上軍事機器の85%はエルビット=システムズ社製で、パレスチナを苦しめている国家テロに不可欠なものとなっている。上記の行動が行われているのは、イスラエルがジェノサイド・民族浄化キャンペーンを増大させ、8306人以上(その4割は子供)を殺している時だ。先週、イスラエル空軍は、エルビット社製誘導迫撃砲「アイアン゠スティング」をガザで初めて使用すると発表した。この兵器は、12kmの射程距離でダブル配筋コンクリートを貫通できる。ガザの医療チームはイスラエルの攻撃で死傷したパレスチナ人の体に異常に重度の火傷を見たと報告し、こうした被害をイスラエル軍が使用した新兵器と関連付けている。


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